香取慎吾、“敵陣”の「文春」インタビュー登場で「さすが飯島さん」「許せない」と波紋
元SMAPの香取慎吾が12月27日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に“初登場”し、大きな話題となっている。同誌といえば、SMAP解散騒動の発端になったともいわれるジャニーズ事務所・メリー喜多川副社長のインタビューを載せたほか、今年4月には香取の“隠し子疑惑”を伝えていた媒体。それだけに、ファンは複雑な思いを抱えているようだ。
今回、香取はかねてから交流があり、特別番組『欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞』(日本テレビ系)でも共演している大御所タレント・萩本欽一の働きかけで「文春」に登場。同誌で連載コーナー「欽ちゃん76歳のボケないキャンパス珍道中<ドンといってみよう!>」を持っている萩本とのスペシャル対談が実現した。
その中で、香取はSMAP時代の思い出や、稲垣吾郎、草なぎ剛とともにオフィシャルサイト「新しい地図」を立ち上げ、活動を始めた経緯などを語っている。萩本がSMAPについて「一番下の慎吾からみて、メンバーは『先輩』という意識? それとも『仲間』?」と尋ねると、「強いて言えば『お兄ちゃん』という表現が近いかなァ。いちばん上の人たちとは、五歳離れていましたから」と、中居正広&木村拓哉の名前は出さずに回答。続けて、「だから、みんなのことは好きなんだけれど、嫌なことがあれば『ふッざけんな!』と素直に言えるような関係でしたね」と、メンバーとの関係性を振り返っていた。
「解散騒動の責任を取る形でジャニーズを退社した元SMAPのチーフマネジャー・飯島三智氏の名前こそ出していませんが、『「あの人」と一緒に仕事していきたいという僕の思いが、あの二人にも同じように強くあった』ため、香取は稲垣&草なぎと『じゃあ一緒にやろう』という話になったと、明かしています」(ジャニーズに詳しい記者)
SMAP解散から現在までを振り返ると、「文春」は2015年1月にメリー副社長のロングインタビューを掲載。当時、ファンの間で問題視されていた事務所内の派閥事情や、ジャニー喜多川社長の後継者をめぐる問題に斬り込んだ内容で、メリー副社長はインタビュー中に飯島氏を呼びつけた上で、「SMAPは踊れないじゃないですか」と、突き放すようにコメント。飯島氏が自身の娘である藤島ジュリー景子副社長と対立するのであれば、「『出ていけ』と言うしかない。だって、飯島は私の子供じゃないんだもん」などと、厳しく言い放っていた。
これが決め手となり、飯島氏はSMAPメンバーを引き連れて事務所独立を計画したと伝えられている。この「文春」のインタビューが後の解散の引き金になったと考えているファンも少なくないだけに、ネット上では香取の対談に関して「『文春』の取材受けたんだ……複雑」「買いたいけど、複雑だな。『文春』には良い思い出がない」と、否定的な反応が見受けられる。
そんなファンの気持ちを汲み取るように、香取は発売当日の朝にTwitterで「欽ちゃんに呼んでいただき」との言葉を二度挟みながら、同誌の掲載情報を告知。また、4月の「文春」では香取に“隠し子がいるのではないか”と疑惑の目を向けた報道も出ていたが、これは本人がテレビなどで「友達の子」だとキッパリ否定し、騒ぎが収束した一件もあった。香取と「文春」をめぐっては、こうした因果もあるため、「自ら『文春』に赴いて対談か。慎吾ちゃんも飯島さんも強いな」「普通なら断る話だよ」などと“敵陣”に乗り込む姿勢を評価する声が上がっている。
「そんな中、1月3日発売の『日刊スポーツ』に香取、稲垣、草なぎが登場することが明らかになりました。3人は日本財団パラリンピックサポートセンターのスペシャルサポーターに就任しており、『日刊』のパラスポーツ関連の特集ページに載るそうです。16年1月、『日刊』は『スポーツニッポン』と並んでSMAPの分裂騒動を積極的に伝えていたため、『飯島さん、「文春」の次は「日刊」ですか』『「日刊」も買えない。私はまだ許せない』『まさかこのタイミングで、憎んできた2つを買うか試されることになるなんて……』と動揺しています」(同)
3人のメディア露出は喜ばしいこととはいえ、頑なに「文春」や「日刊」は買わないと決意を表明するファンのほか、「散々叩かれまくった媒体に、批判記事でなくインタビューで載るのはすごい戦略だと思う。『文春』から風穴開けることに意味がある」「新しい地図、想像以上に逞しいし、攻めてる感じがカッコいい!」と、支持するファンも。
飯島氏や「新しい地図」の3人の活動はファンの間でも賛否両論を巻き起こしているが、くれぐれも、ファンの信頼を落とさぬよう、慎重に行動していってほしいものだ。