テレビ業界関係者が名指しする、秋ドラマで「株下げた」「オワコン化した」主演俳優・女優
“視聴率不振”で世間を賑わせた作品も少なくない10月期の連続ドラマ。中でも、芸能関係者たちの間で「株を下げてしまった」とハッキリ認識されている主演俳優・女優は誰なのか?
「まずは、何といっても、フジテレビの月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』で主演を務めた篠原涼子。初回の平均視聴率9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)以降、ずっと1ケタで、さらに最終回では、自己最低どころか月9史上最低単話視聴率の4.6%を記録しました」(テレビ局関係者)
全話平均も、西内まりや主演の『突然ですが、明日結婚します』(17年1月期)と同じ6.7%で月9の歴代ワーストタイという結果に。ネット上ではもともと「いち主婦がすぐに市議会議員に当選し、しかもあっという間に市長になるなんて非現実」などと、設定にツッコミが飛び交っていたが……。それにしても、月9史上最低はいただけない。
「それでもやはり、主演・篠原の力量不足という面も否めません。現在の篠原は“カッコイイ女”のイメージで売っているものの、芸能活動を始めた当初は、バラエティで体を張る“おバカキャラ”だっただけに、『篠原が市議会議員の役なんてミスキャスト』とも言われていたんです。視聴者に、こうした違和感を抱かれてしまうのは、篠原に難ありだったという証でしょう。しかも今回、月9史上最低女優という不名誉な肩書まで得てしまったとあって、今後の女優業が不安視されています。このまま本格的に“オワコン女優”となる可能性もありますよ」(同)
続いて名前が挙がったのは、『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)で武井咲とW主演を果たしたディーン・フジオカ。同ドラマは初回8.0%で、第6話には4.9%まで落ち込む低迷を見せた。
「2015年のNHK連続テレビ小説『あさが来た』を機に大ブレークしたディーンは、歌手としての一面も持ち、今年6月には『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で、“日本のテレビ初パフォーマンス”を披露しました。ところが、その歌声には『微妙すぎる……』『自分に酔っていて引いちゃう』『幻滅した』と語る視聴者も少なくなかったようで、徐々にディーン人気に陰りが見え出したんです。そんな中始まった『今からあなたを脅迫します』では、視聴率低迷とともに、“アンチディーン旋風”が加速し、『いつも同じ演技』『顔で騙されてたけど、演技力ないね』といった声が噴出。朝ドラから続いていた“おディーン様フィーバー”もついに終わりを迎えました」(テレビ誌関係者)
最後は、業界内で「今期最も評価を下げた」といわれる嵐・櫻井翔。主演ドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)は初回10.1%の2ケタ発進だったものの、「局はもっと高視聴率を期待していたはず。それが、第3話の10.5%が最高で、一時は7%台まで数字が落ちてしまったんです」(テレビ局プロデューサー)
局は途中で危機を感じながらも、櫻井のスケジュールに合わせて早期に撮影を済ませていただけに、テコ入れすらできない状況だったとか。
「土曜午後10時では、4月期にKAT‐TUN・亀梨和也主演『ボク、運命の人です。』、7月期に関ジャニ∞・錦戸亮主演『ウチの夫は仕事ができない』が放送され、年明けからはHey!Say!JUMP・山田涼介主演『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』が始まる予定。なんと丸1年間ずっとジャニーズドラマを放送することとなり、業界内では『あの枠は完全にジャニーズ枠になった』などと指摘されています。しかし、亀梨や錦戸のドラマ視聴率もさほど振るわず、櫻井ですらこの結果だけに、日テレは『本当にこのままジャニーズドラマを続けていいのか?』と不安になっているようです」(同)
山田は日テレの救世主となり、株を上げられるだろうか。注目していきたい。