「木村拓哉を“安売り”しないで」! LINEスタンプ発売&自撮り写真でファン悲鳴
12月25日、コミュニケーションアプリ「LINE」で開催される「LINEのお年玉」キャンペーンのアンバサダーに、木村拓哉が就任したと発表された。キャンペーンアンバサダー就任にあわせ、26日から木村の写真を使用したスタンプの発売を開始。さらに31日からは木村が出演する「LINE」のテレビCMが放送される。
26日に木村の写真が使用された「お年玉スタンプ」が発売されると、瞬く間に「スタンプショップ」のランキング1位に。ネット上でも「早速木村くんのスタンプ買った! これからいっぱい使おう~!」「木村くんのスタンプ購入して、いろんな人にLINEしちゃった(笑)。テンション上がる!」「普段スタンプ買わない派なんだけど、さすがに木村くんのは買う!」と、購入報告をするファンが相次いでいる。
スタンプ発売と同日には、2018年1月から放送される木村主演のドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)の公式アカウントが開設された。アカウント名は「BG身辺警護人/木村拓哉」となっており、友だち登録をするとドラマの宣伝とともに、木村本人が投稿したと思われる「BG、毎日バリバリ撮影中です!」「この場をお借りして、現場の様子をちょいちょいお届けさせていただきます!!」という文章が、絵文字つきで送られてくる。しかも、『BG』のポスターをバックに“自撮り”する、木村の写真まで添えられている。
木村との距離感が一気に縮まり、ファンからは喜びの声もあるが、その一方「LINEスタンプに木村くんってうれしいけど、複雑……。木村拓哉が“安売り”されるのだけは許せないよ」「木村くんてさ 、SMAPにとってもファンにとっても“絶対的エース”なんだよ。こういう売り方はあんまり……」「木村くんの近況が知れるのは超うれしいけど、なんか素直に喜べない自分もいる。あれだけ頑なにネット解禁を拒んできたのに、なぜこのタイミングで?」など、複雑な思いでこのニュースを受け取ったファンも少なくないようなのだ。
確かに、これまでジャニーズ事務所は「肖像権の保護」を理由に、ネット上での写真使用を厳しく規制してきた。例えば、ジャニーズアイドルが主演を務める映画の舞台あいさつが行われても、翌日のネットニュースは共演者の写真のみ……といった記事は珍しくない。それだけでなく、ジャニーズアイドルが表紙を飾った雑誌は、写真の部分が塗りつぶされた状態で通販サイトに並んでおり、一般人からは“異様な光景”として、度々話題になる。しかし、ここまで頑なにネットと距離を置いているジャニーズ事務所の姿勢を支持するファンは、実のところかなり多い。
木村と言えば、12月22日発売の「フライデー」(講談社)の本誌に直撃インタビューが掲載されたことが話題になったばかり。またその際、「フライデーデジタル」のサイトでは木村のインタビュー動画が公開されたのだが、ファンからは「ジャニーズはネットに画像・動画掲載禁止のルール崩れすぎだろ。なんで木村くんの動画が『フライデー』に上がってんだよ」「ジャニーズはネットやらない方針じゃなかったの? 迷走してるなあ……。事務所がブレるのは構わないが、木村くんを巻き添えにしないで」と、ツッコミの声が続出していた。
依然、ネットニュースや通販サイトではジャニーズアイドルの写真や動画はほとんど使われておらず、「ネット解禁」とは言いがたい。その一方で、木村が自撮り写真を公開するという、なんともチグハグな状態だ。この“中途半端さ”が、ファンの不満の元なのかもしれない。