メリー氏、元SMAPの“CDデビュー”を許可!! 音楽業界を唸らせる「飯島氏の策士ぶり」
今年9月にジャニーズ事務所を退所した、元SMAP・稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の“再CDデビュー”が、12月19日付の「スポーツニッポン」で報じられた。かねてより、一部週刊誌で報じられていたウワサが、より現実味を増した格好だが、3人や飯島三智氏の前途は“多難”と言わざるを得ない状況のようだ。
紙面によると、国内大手レーベルワーナーミュージック・ジャパン内に、3人の専属チームが発足。歌手デビューが決定し、水面下で準備が進められているようだ。
「同様の内容は12月7日発売の『週刊新潮』(新潮社)でも報じられており、部署が発足したのは10月1日で、名前は『ディビジョンC』。飯島氏の新会社『カレン』の頭文字の『C』だといわれています。スタッフ陣には、かつてワーナーで山下智久を担当していたディレクターや、SMAPのレーベル『ビクターエンタテインメント』から移籍してきた男性も名を連ねているそうです」(レコード会社関係者)
ワーナー側は、飯島氏のジャニーズ退社、SMAPの分裂・解散を早い段階から見据えていたようで、ごく水面下で飯島氏とのパイプ作りに励んでいたそうだ。そして3人がジャニーズを退所してからたった1カ月で、新レーベルのチームが発足。それを指揮していた飯島氏は、「業界内で『やはり策士だ』と評されています」(同)という。
しかし気になるのは、ジャニーズ事務所側が3人のCDデビューを、どう考えているのかという点だろう。ジャニーズ役員で、SMAP解散の“黒幕”ともいわれた小杉理宇造氏は、メリー喜多川氏との蜜月関係で有名だが、一方で、かつてワーナーの代表取締役会長を務め、現在でもワーナーに強い影響力を持つ人物。元SMAPがワーナーからCDデビューをするとなれば、「メリー氏傘下の小杉氏が、敵である飯島氏に近づいているように見えるだけに、音楽業界では『小杉氏がメリー氏の逆鱗に触れるのでは?』といった指摘が飛び交っている」(同)とのこと。
「小杉氏は、『ディビジョンC』発足時から、その存在を懸念していたようで、周囲には『メリーさんの許可がなければ、CDデビューは許されない』と話していた。しかし今回、ジャニーズと近しい関係の『スポニチ』が、記事を出すに至ったところを見ると、小杉氏やメリー氏は、CDデビューを黙認する方針のようですね」(週刊誌記者)
しかし、楽曲の制作やCD発売、配信が実現しようとも、やはりジャニーズの障壁からは逃れられない現実もある。
「コンサートをやるにも、大規模な会場は、ジャニーズ側に忖度して貸出を許可できないでしょうし、ドラマの主題歌といった正攻法のプロモーションも厳しい。さらに、3人はテレビ局を“出禁”に近い状況だけに、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)への出演どころか、地上波ではPVのオンエアすら行われない可能性が高いです」(テレビ局関係者)
3人のCDデビューが実現することは、古巣による呪縛から解き放たれることへの“前進”となり得るのだろうか。