アラフォー風俗嬢が振り返る、今年ソープランドで出会った「ヘンなSEXのお客さん」
2人目は40代半ば~後半くらいの、黒の革ジャンに革パンツのナルシストなおじさん。室内なのにサングラスをかけていて、なぜかプレイをしない人だった。終始サングラスをかけたその顔は、舘ひろしにそっくり。
ずっとサングラスをかけているから言ってほしいのかと思って、「舘ひろしに似てますね」と言ってあげたら嫌そうな困った顔をして「よく言われるんだけど、うれしくないんだよねー」とか言っちゃって。
うーん白々しい。言って欲しいから、ずっとサングラスかけてるんじゃないのか? 全身黒の革で絶対に寄せていってるとしか思えなかったけど。そして、100分コースと長めの時間で、私が服を脱ごうとするとなぜか止めるし、おじさんの服を脱がそうとすると拒む。
ただ一緒に横になっていてくれればいいんだと。滅多にいないけれど、たまーにいる。風俗に来て一切プレイをしない人。逆にプレイを拒まれると、こちらのやるべきこと、仕事を拒まれているようで手持ち無沙汰になり、本当困る。
そしておじさんの顔を見る度に「ん? どした?」。ただ顔を見ただけなのに「ん? どした?」。会話が途切れ、顔をふと見ると「ん? どした?」。何かにつけてすぐ「ん? どした?」。
別にどうもしねーよ。何か言ってほしいなら、そう言えばいいものを、顔を見る度に「ん? どした?」じゃ会話にもならないわ。そして何をするわけでもなく、コースを延長。その後も延々「ん? どした?」地獄が続いて会話にならなかった。このおじさんとの会話は「ん? どした?」以外、何も覚えていない。
衝撃的なイメージプレイをするおじさん
3人目も40代半ばくらいの、やや太ったおじさん。前後の会話はまったく覚えていないが、とにかくイメージプレイが面白すぎて、今思い出しても笑えてしまう。
いきなり誘拐ごっこがしたいと言い始め、「僕、誘拐犯ね。キミ誘拐された人」と設定され、両腕を後ろにして縛られた振りをしてと指示された。そして、おじさんは「よーい、スタート」。
おなかをグーパンチする真似をして、口で効果音「ドスッ」と言ったかと思うと「静かにしろっ」と誘拐犯になりきりだしたので、何やら楽しくなってきて私も「助けてください!」とかセリフを言ってみた。
そして誘拐ごっこが突然終わり、今度はいきなりおじさんが「バブー。僕、赤ちゃんの役ね」とか言い始めて、赤ちゃん言葉が始まった。笑いを堪えるのに必死で、体がもう小刻みに震えた。前のプレイを一体どうやって終えたかも覚えていないほど、誘拐ごっこからの赤ちゃんプレイが面白すぎて衝撃だった。
イメージプレイ系は一切苦手だけれど、これはなんかノリと勢いで楽しかったな。
そんな変わったおじさんたちに出会った、あっという間の1年だったな。来年はどんな性癖に出会えるか。さすが風俗嬢、そんじょそこらの性癖やプレイくらいじゃ驚かなくなった。むしろ今からワクワクしてしまう。
*曼荼羅*(まんだら)
デリヘルで風俗デビューし、出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちした後、現在は素人童貞などSEXに自信のない悩める男性のためにプライベートレッスンをしているアラフォー風俗嬢。子宮筋腫と腎臓の手術経験があり、現在は子宮頸がん中等度異形成持ち。売りはHカップのおっぱい。
ブログ「続・おちぶれ続けるアラフォーでぶ女の赤字返済計画」