アラフォー風俗嬢が振り返る、今年ソープランドで出会った「ヘンなSEXのお客さん」
――男は風俗嬢にどんな姿を見せているのだろうか。恋人や友人には見せない、男たちの情けなさ、みっともなさ、滑稽さ、そして優しさをアラフォー風俗嬢がつづります
今年もたくさんの変わったSEXに出会った。振り返ると一つひとつが衝撃的であったり、逆に、ちょっとやそっとの性癖くらいじゃ驚かなくもなった。
幸か不幸か毎日大勢の男性を見て、直接裸に触れているし、男性側も心まで裸になってさらけ出してく人が多いので、素人だった頃とは違い、相手の本質が見えやすくなった気がする。
最初は吐くほど嫌だったこの仕事なのに、ホントどんなことでも慣れてしまう。慣れとは怖いものだな。
そんなわけで、今年ソープランドで出会った、1~3回程しか会っていないのに、やたら印象に残っているというか、今でもはっきり覚えている“ジワるお客さん”を厳選に厳選を重ねて3人に絞ってみた。
SEXしながら妻とのラブラブ話をする男
1人目は、60代の元議員で大学教授のいわゆる先生という仕事をしているおじいさん。大きなお尻が大好きで、携帯の中は尻の写真でいっぱいだった。私のこともお尻を気に入って指名してくれていた。
来るたびに自分のお気に入りのお尻の話と、別に指名している風俗嬢の話をうれしそうにしていた。おじいさんなので、月に1回しか射精ができないとかで、いつも私の時は一度も射精したことがなく、別のお気に入りの風俗嬢の時用に精子を取っておいていた。
なぜ射精しないで取っておいているかというと、彼女は生中出しさせてくれる風俗嬢だったからだそう。私はコンドームが絶対なので、寸止め。月に1回しか射精できないのに、ゴム着で出したらもったいないと言って我慢している。
射精しないSEXのせいだからか、正常位で挿入しながら普通に会話をするようになった。時にはパンパン突きながら自分の妻との出会い、交際、結婚までの馴れ初めを話していたり。妻とのラブホの思い出話まで。
いやぁ、別の女とSEXしながら、よく自分の奥さんのラブラブ話ができるな、と引いた。男とはこんなものなのかと呆れ、また一歩自分の結婚が遠のいた瞬間だった。