季節はずれの天皇退位――安倍首相による皇室の“政治利用”について言及した「女性セブン」
「女性自身」の名物ルポ「シリーズ人間」。今週はダンスインストラクターの牧野アンナさんだ。といってもピンとこないが、安室奈美恵を筆頭に、沖縄から数々のスターを輩出した「沖縄アクターズスクール」のマキノ正幸校長の娘といえば、「なるほど」と思う。
「自身」では、そんなアンナさんの波乱万丈の半生が描かれる。複雑な家庭環境、父である正幸校長との葛藤、芸能界デビューと挫折、そしてダウン症の子どもたちとの出会いと、彼らへのダンスレッスン――。しかし、このルポがより興味深いのは、随所に安室奈美恵との関係、エピソードがちりばめられているところだ。
父のもとでデビューを目指し、しかし「裏方の方がいい」と言われ、打ちのめされているアンナさんの前に現れたのがアムロだった。レッスン場で隙間に隠れるようにして、にこりともせず、もじもじするアムロ。しかし父の正幸校長だけは違った。「お前たちとは才能が違う」と言い放つ父。そしてアムロや後のMAXたちとスーパーモンキーズを結成したアンナさんだったが、そこでもアムロの圧倒的才能を目の当たりにしたという。
「観客もスタッフも、みんなの視線が奈美恵に集中する。技術も大事だけど、もっと大事なのは、人を引きつける魅力。奈美恵にはそれがある。でも、私にはなかった」
なんとも切ない“告白”。しかし、そんなアムロの姿がアンナさんを指導者に導いた。そして、その言葉からはアムロへの愛が伝わってくる。
「奈美恵は、できる子なのに、チヤホヤされてもでんぐにならず、もっと努力できる。(略)奈美恵は自然に踊っちゃって、歌っちゃってる。『やんなきゃ』じゃない。それこそが才能なのでしょう」
そんなアンナさんの人生が描かれる「シリーズ人間」。読むとアンナさんの温かさを感じ、応援したくなる。良質なルポだが、アムロファンにもぜひ一読をお勧めしたい。
意味深な記事である。妻の今井美樹に対し、夫の布袋寅泰が“ヒジョーに優しい”という記事なのだが、たんに“優しい”という根拠だけで“怪しい”というのだ。なぜなら優しさには“後ろめたさがある”だと。は!? しかも、記事には布袋の浮気など“怪しい”証拠はなにもない。ただ“怪しい”と匂わせるだけ。不可解だが、不可解さには理由があるのかも。浮気の決定打を掴んだが、なんらかの理由でそれを出せない。だから“怪しい”なんて抽象的に匂わせてみた。抵抗してみた。それほどまでに“怪しい”記事だった。