『陸王』大不評BGM「ジュピター」消滅に歓喜の声続出「不評すぎてやめたのかな?」
12月17日午後9時から第9話が放送される、池井戸潤原作の役所広司主演ドラマ『陸王』(TBS系)。視聴率は初回~第4話が14~15%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第5話16.8%、第6話16.4%と、第7話14.7%、第8話17.5%と推移している。
同作の主人公・宮沢紘一(役所)は、老舗足袋業者・こはぜ屋の四代目社長として日々奮闘していたが、年々先細る足袋の需要から資金繰りに悩んでいた。そこで新規事業への参入を考え、足袋製造でこれまで培った技術が生かせる、“裸足感覚”を追求したランニングシューズ「陸王」の開発を始める。
第8話では、「陸王」のソール素材である「シルクレイ」製造機が壊れてしまったのを受け、機械の製造費の1億円を融資してもらうために奔走するが、なかなかうまくいかない。すると、こはぜ屋の元融資担当の坂本が現れ、米国企業である「フェリックス」にこはぜ屋を売ることを提案してくる。どうやら「フェリックス」が、「シルクレイ」の技術を求めているらしいのだ。
坂本からのこはぜ屋売却の提案に宮沢は激怒し、彼を追い払う。しかし、その後も「陸王」再開発の目途が立つことはなく、ついに宮沢は「陸王」開発チームの解散も視野に入れることに。
そんな中、「陸王」開発チームは、「陸王」を履いて市民駅伝に参加しようと決意。最初は反対していた宮沢だったが、商品の宣伝にもつながると思いなおし、駅伝に出場するのだった。それをきっかけに宮沢の心境に変化が生じ、「フェリックス」の御園社長(松岡修造)ともう一度話をすることに。すると御園は、すぐにでも3億円を出資する準備ができていると、買収への強い意欲を見せるのだ。
「第1話から毎回ドラマの盛り上がり絶頂のシーンで、女性ボーカルグループ『Little Glee Monster』による平原綾香の楽曲『Jupiter』のカバーが流れていたのですが、今話は挿入されませんでした。『BGMがうるさすぎる』『ドラマに集中できない』と大不評だっただけに、ネット上では『ノージュピター最高!』『今回はストレスなく見れた』『不評すぎてやめたのかな?』といった歓喜の声が続出しています」(芸能ライター)
第9話では、こはぜ屋売却をめぐって従業員の中でも意見が対立し、あけみ(阿川佐和子)は「買収は断固反対だ」と泣きながら訴える。その結果、従業員の士気が下がり、日々の足袋造りにも影響が出てしまう。そんな中、御園は「自社のことを知ってほしい」と宮沢を釣りへと誘う。予告映像では、宮沢と御園が仲睦まじそうに釣りをしているシーンが映し出されていた。
「一方、こはぜ屋の妨害をしてきた大手スポーツ用品メーカー『アトランティス社』の小原(ピエール瀧)が御園に接触。御園に何かしらの裏取引を持ちかけ、御園も『悪い話ではなさそうですね』と乗り気であることが予告映像で明らかに。今後は御園の本当の狙いが重要になっていきそうです」(同)
果たして、こはぜ屋にはどんな運命が待ち受けているのだろうか。次回も目が離せない展開になりそうだ。