師走特別インタビュー! 「3COINS」が“オタ心”をくすぐる理由は、企画担当の“情熱”にアリ!
気づけばもう12月……2017年がもうすぐ終わり、新しい年が始まります。ジャニーズ的2017年といえば、稲垣吾郎・草なぎ剛・香取慎吾のジャニーズ事務所退所や、タッキー&翼の活動休止など、寂しい出来事が目立つ1年に。その反面、KinKi Kids・Hey!Say!JUMP・A.B.C-Zがアニバーサリーイヤーを迎えるなど、うれしいニュースもありました。
そんな1年の締めくくりとして、“大掃除”をする方も多いのでは。今年行ったコンサートのチケットを眺めながら思い出に浸ったり、ペンライトやジャンボうちわを並べてほくそ笑んだり……そんな時間も楽しみのひとつですよね。しかし、ジャニーズファンが大切にしているグッズって、収納しにくいものが多いような……。CDやDVD、雑誌などと違って専用の収納用品がないために、「袋に入れたまま放置してる」「床に転がったまま……」なんて人も、実は結構いるのではないでしょうか。
そこで今回ジャニ研は、アイドルファン向けの収納グッズなどを販売し、ジャニーズファンの間で大きな話題となった「3COINS」に直撃取材! 商品開発に至った経緯や、ジャニーズファンなら誰しもが悩むグッズの収納方法について聞いちゃいました。
ーーー「3COINS」さんでは現在、“ヲタ活応援”というくくりでアイドルファン向けの商品を多数展開されていますよね。そもそもなぜ、このようなグッズを発売しようと思ったのですか?
商品企画・Nさん(以下、Nさん) 自分自身がジャニーズアイドルやアニメが好きで、コンサートやイベントなどによく行っております。その際、グッズなどを買っていくうちに、購入や保管するときに「こんなのあったらいいな~」と思っていたところから始まりました。きっかけは“自分が欲しかった”というのが大きいです。
商品として企画しようと思ったのは、SNSなどで「オタグッズ収納術」などのハッシュタグを使い、みなさんが工夫しながらグッズを収納しているのを見て、「私と同じように考えている人は結構いるのかもしれない」と思い、企画として進めました。
ーーーなるほど! Nさんご自身がジャニーズやアニメの“ファン”であることで、商品が生まれたワケですね。まさに「こんなの欲しかった!」というグッズばかりですが、商品のアイデアはどのようなところから生まれてくるのでしょうか。
Nさん 1番初めに作ろうと思ったのが「うちわカバー」でした。これまでたくさん行ってきたコンサートのうちわをどう収納するか……と頭を悩ませており、SNSなどでいろいろな人の収納術を見てマネをしてみたり、アレンジしたりしていたのですが、自分的にはどうにも使い勝手が悪く、最初は透明のクリアファイルを手作りでつなげ、そこにうちわを入れて保管していました。ただ、やはりこれも使い勝手が悪く、試行錯誤しながらこの「うちわカバー」の形が生まれました。
あとは例えば「ペンライトケース」だと、以前同じような形状で「折りたたみ傘ケース」という商品を作りました。濡れた傘を入れても中のマイクロファイバーが水分を吸い取り、カバンが濡れない! という商品でした。それが意外なことに、SNSでペンライトを入れて使用されている方をチラホラ見かけるようになったんです。それをきっかけに、マイクロファイバーを「水分を吸い取るもの」としてではなく「大切なペンライトを衝撃から守る」に変え、サイズなど改良し、この「ペンライトケース」が生まれました。
ーーーSNSからアイディアが生まれるということは、まさに「ファンの声」がリアルに反映されているグッズ、ということですね。購買意欲をそそられるのも納得です! では、これまでアイドルファン向けに開発した商品で、お客様からの反響が特に大きかったグッズはなんですか?
Nさん やはり「うちわカバー」と「ペンライトケース」です。これらは“商品名”も重要なポイントになっていて、「なんでも入る収納ケース」など、曖昧な名前で商品を出していたら、認知度も低くあまり売れなかったのではないかと思います。わかる人にはすぐにわかるよう、ダイレクトに「うちわ」「ペンライト」という使い道を商品名に入れることで、お客様からは「便利!」「こんな商品待ってた!」など、うれしいお言葉をたくさんいただき、お客様同士でも盛り上がっていただけました。