“保守オヤジ”のガナリ声が大きくなる中、良質の社会派記事を掲載する女性週刊誌
元SMAP独立組の快進撃。その背後には、育ての親・マネジャーであり、3人が活動する「CULEN」の代表取締役の飯島三智氏が控えていることは周知の通り。ネットを駆使するなど、次々と新たな手を出してくる飯島氏。だが、その戦略にまたも驚かされる記事が。それは「週女」が報じたジャニーズの“長男”であり、メリー喜多川副社長から最大の寵愛を受けるマッチとの“対決”だ。
11月22日、雑誌「GQ JAPAN」(コンデナスト・ジャパン)主催の「GQ MEN OF THE YEAR 2017」で、インスピレーション・オブ・イヤー賞を受賞した香取慎吾と稲垣吾郎、草なぎ剛の3人だが、その2日後に発売された、彼らが表紙を務め、インタビューも掲載された同誌は完売し、大反響だったらしい。そして「週女」には返す刀のようにこんな情報が。
「同日発行のライバル誌『GOETHE』(幻冬舎)18年1月号が(書店で)山積みのまま。表紙に起用されていたのはナント、近藤真彦だった」
なるほど、マッチ表紙のライバル誌に同日発売をぶつけてきたのか。さらに雑誌だけではなく、CMも! サントリー「オールフリー」の新CMキャラに香取と稲垣が起用されたが、同じサントリーの「アイスジン」には、やはりマッチが起用――だって。どちらが話題になるか、軍配は一目瞭然だ。
飯島氏の気持ちはわかる。独立のきっかけとなった「週刊文春」(文藝春秋)のインタビューで、メリーさんは何度も「ジャニーズではマッチがトップ」と言うだけでなく、SMAPを軽んじて、飯島氏にも「出て行け!」とまで言ったんだものね。このくらいの意趣返しは当然か。
しかし「週女」も意地が悪いのぉ〜。マッチのことを“Jの横綱”だって(笑)。
確かに少しびっくりした。昨年の忘年会で披露されたという貴乃花親方の“女装写真”。でも綺麗。記事には会場で多くの人がドン引きしたとか、後援者が“ハレンチ”だと怒っていたと紹介されていたが、相撲至上主義、しかも“日本の伝統”や“日本人力士”を重要視するガチガチの原理主義者だと思ってた貴乃花が、柔軟でジェンダーの壁を取り払うがごとく、“女装”にチャンレンジしていたことの意義の方が大きいように思う。強面のロングマフラー姿よりよっぽど好感が持てるし。