『陸王』松岡修造を「引っ張りすぎ」!? 登場少なく「出し惜しみするな」と猛ブーイング
12月10日午後9時から第8話が放送される、池井戸潤原作の役所広司主演ドラマ『陸王』(TBS系)。視聴率は、初回~第4話が14~15%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第5話は16.8%、第6話は16.4%、第7話は14.7%と推移している。
同作の主人公・宮沢紘一(役所)は、老舗足袋業者・こはぜ屋の四代目社長として日々奮闘していたが、年々先細る足袋の需要から資金繰りに悩んでいた。そこで新規事業への参入を考え、足袋製造でこれまで培った技術を活かそうと、“裸足感覚”を追求したランニングシューズ「陸王」の開発を始める。
第7話では、「陸王」を履いて「ニューイヤー駅伝」に出場した実業団ランナー・茂木(竹内涼真)が大活躍をしたものの、売り上げが思いのほか伸びず、宮沢は肩を落とす。さらに「陸王」のアッパー素材を提供してくれていたベンチャー企業「タチバナラッセル」との契約を、大手スポーツ用品メーカー「アトランティス社」に横取りされ、代わりとなる企業を日々探し続けていた。
苦しい状況のさなか、こはぜ屋にさらなる追い打ちをかけるように、「陸王」のソール素材の元となる「シルクレイ」製造機が出火し、完全に壊れてしまう。この製造機を再び作るとなると、1億円ほどの経費が必要だというが、こはぜ屋にそんな大金はなく、ましてや銀行から融資を受けることもできない。
そんな中、銀行員でこはぜ屋の融資担当を務めていた坂本(風間俊介)が現れ、最終手段として会社を売ることを提案する。坂本によると、「フェリックス」という会社がこはぜ屋の買収を考えているというのだ。
「第6話放送直後の次回予告映像に、松岡修造が登場して話題になっていましたが、どうやら役どころは『フェリックス』の社長のようです。しかし松岡は、第7話では最終シーンに数秒映っただけで台詞はなし。これにはネット上で『修造をどんだけひっぱるんだよ!』『予告映像に映ってたのに、修造が全く登場しなかったじゃん!』『修造を出し惜しみしてるんじゃねーよ』『修造をもったいぶるのやめろ』といった声が上がっています」(芸能ライター)
第8話では、坂本から持ちかけられた会社売却の話に、宮沢が「100年続いたこはぜ屋の暖簾を手放せというのか!」と激昂する。しかし、状況が厳しいことには変わりなく、少しでも「陸王」の宣伝をしようと考えた従業員たちは、「陸王」を履いて市民駅伝に出場することに。
一方、次回の予告映像からは「こはぜ屋」売却の展開がにおわされている。御園社長(松岡修造)が「すぐにでも3億出資する準備ができています」と宮沢に語りかけているシーンや、宮沢の息子・大地が(山﨑賢人)「いっそのこと売っちまった方がいいんじゃねえの!」と宮沢に叫んでいるシーンが映されていたのだ。
「御園社長は宮沢を見て『あと一押しだな』と不敵な笑みを浮かべており、心の中では何を考えているのかわかりません。松岡が悪役であることも考えられますね」(同)
果たして、こはぜ屋はどんな結末を迎えるのだろうか。次回こそ、松岡の活躍に期待だ。