片岡鶴太郎、激ヤセヨガ生活は“健康”なのか? 全日本ヨガ協会に聞いてみた
1980年代、「マッチでーす!」「おはよう……キューっちゃん!」といったモノマネや、アツアツおでんのリアクション芸などで、お笑いタレントとして人気を博した片岡鶴太郎。その後、88年には、ボクシングに目覚めプロボクサーテストを受験し、90年に入ると、今度は水墨画や書、陶芸の道へ進み、すっかり芸術家のイメージが浸透、カラフルな魚の絵に、「威風堂堂」「ふく来たれ」などの言葉が添えられた作品を一度は目にしたことがある者も少なくないだろう。
そんなお笑いタレントから、“粋な大人”タレントへのイメージチェンジに成功した鶴太郎だが、昨年頃から、“ヨガのおじさん”として世間に認識され始めた。
鶴太郎は、2012年頃からヨガに目覚め、以降、ストイックな生活を徹底しているという。昨年11月放送の『アウト×デラックス』(フジテレビ系)では、鶴太郎のヨガライフに密着。朝3時から3~4時間みっちりヨガや瞑想などを行った後、1日1食の朝食を2時間かけて食べる様子に、多くの視聴者があぜん。その後、「睡眠時間は3時間」「身長163センチ、体重は65キロから43キロに」「ヨガに没頭しすぎて、38年間連れ添った妻と離婚」といった鶴太郎の尋常ではない私生活情報が流れるたびに、ネット上では驚きの声が飛び交うこととなった。
なぜ人々が鶴太郎に注目するのかといえば、その理由は、彼の“肉体”にあるだろう。20キロ以上体重が減ったという彼の体は、誰の目にも「痩せすぎ」であり、「まるで即身仏」「ミイラみたい」「不健康そう」といった指摘も多い。
しかし鶴太郎自身は、この体型を「細マッチョ」と言い張り、「心身ともに至って健康。125歳まで生きる」と意気込んでいるだけに、「本当に大丈夫なの?」と不審がる声が続出。今年、インド政府公認「プロフェッショナルヨガ検定・インストラクター」に合格し、ヨガ親善大使就任すると、「ヨガって、女性に人気の習い事だと思ってたけど、極めるとこんな感じになるの?」など、良くも悪くも「ヨガ自体へのイメージが変わった」という声まで出ている状況だ。
果たして、鶴太郎の激ヤセぶりは、ヨガの教えとして“正しい”のか? 全日本ヨガ協会に見解を伺った。