Kis-My-Ft2、新曲4万枚売り上げアップも……『ベスア』不出演に「干されてる」と不安相次ぐ
Kis-My-Ft2の最新シングル「赤い果実」が発売され、11月28日付のオリコンデイリーシングルランキングで1位スタートを切った。6月発売のシングルより好調な滑り出しとなったが、主題歌に起用されている玉森裕太主演の連続ドラマ『重要参考人探偵』(テレビ朝日系)の視聴率は大惨敗。グループにとっても厳しい局面を迎えているという。
キスマイの20枚目のシングル「赤い果実」は、初回生産限定盤A・B、通常盤の3種でリリース。6月発売の前作「PICK IT UP」の初日売り上げは8.6万枚だったところ、今回は初日から12万枚超えを果たした。また、3月発売のシングル「INTER (Tonight/君のいる世界/SEVEN WISHES)」の初日売り上げは11.5万枚だったため、「赤い果実」は今年3作の中で最高の枚数に。29日付のランキングでは3.4万枚を稼いでおり、発売から2日で早くも15万枚を売り上げた。
今作のパフォーマンスは、『ベストヒット歌謡祭2017』(日本テレビ系、11月15日放送)がテレビ初披露となり、その後『ミュージックステーション』(テレビ朝日系、12月1日放送)や『COUNT DOWN TV』(TBS系、2日放送)などに出演するが、リリース日に放送され、ジャニーズが多数出演した嵐・櫻井翔司会の『ベストアーティスト2017』(日本テレビ系)には登場しなかった。
「キスマイは、櫻井司会の日テレ系音楽特番にはデビュー時から出演しておらず、しかし昨年の『ベストアーティスト2016』や今年7月の『THE MUSIC DAY 願いが叶う夏』に出演したため、ファンは喜んでいたんです。ところが、再び『ベストアーティスト』に出なかったことで、ファンは『新曲を出したのに呼ばれてないのはおかしい』『新曲発売日の大型歌番組に出れないなんて、キスマイは干されてる』と、嘆いていました。そんな中、事情通を装ったTwitterアカウントが“本当は出演予定だった”と示唆。番組内で行われた、Hey!Say!JUMP・山田涼介へのドッキリ企画は、当初キスマイに話が来ていたと、意味深につぶやいていました。ただ、これは後にアカウント自体を削除しているだけに、信憑性は低い話とみられます」(ジャニーズに詳しい記者)
CDシングル売り上げは、15万枚を超えて好調のキスマイだが、他グループと比較すると、嵐のシングル「Doors~勇気の軌跡~」(11月8日発売)は初日に32万枚の大ヒット。関ジャニ∞の 「応答セヨ」(同15日発売)は13.8万枚で、キスマイの後輩にあたるジャニーズWESTは「僕ら今日も生きている/考えるな、燃えろ!!」(同22日発売)は約7.9万枚だった。先輩の記録に及んでいないとはいえ、初日1ケタ売り上げに落ち込んだ前作から、2ケタに持ち直したキスマイは伸びしろがあるのだろう。
しかし一方で、「赤い果実」が主題歌のドラマ『重要参考人探偵』は、数字が低迷している。放送は午後11時15分~午前0時15分の「金曜ナイトドラマ」枠で、初回は4.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した。山崎育三郎主演の前クールのドラマ『あいの結婚相談所』の5.1%に敗北した上、『重要参考人探偵』は4話で3.6%にまでダウン。玉森以外にはNEWS・小山慶一郎がレギュラー出演しているほか、1話は中山優馬、4話はジャニーズJr.を卒業したとされる4人組ユニット・ふぉ~ゆ~・福田悠太がゲストで登場するも、4話は最低視聴率を記録してしまい、数字には結びつかなかったようだ。
「玉森は2013年に同枠の『信長のシェフ』で主演を務め、初回から11.6%と高視聴率を取りました。何度か11%台を出すなど内容とともに作品が評価され、翌年にはゴールデンタイムに移動して第2弾が制作されたほど。ところが、昇格後の初回は9.7%とイマイチの結果で、5話で5.6%にまで落ち込みました。今回の『重要参考人探偵』は今のところ5話の6.5%が最高値ですし、続編は厳しいでしょう。主題歌の売り上げは上々ですが、視聴率は望めない状況です」(同)
キスマイといえば、千賀健永、宮田俊哉、横尾渉、二階堂高嗣による派生ユニット・舞祭組のファーストアルバム『舞祭組の、わっ!』が12月13日に発売され、来年1月からツアーも控えている。来年はグループとしても明るい話題が訪れることを期待したいものだ。