『監獄のお姫さま』2.5次元俳優をネタにして「ムカついた」「笑えない」と批判続出
12月5日午後10時から第8話が放送される、小泉今日子主演の『監獄のお姫さま』(TBS系)。視聴率は初回9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話9.6%、第3~6話は6~8%台ときていたが、第7話で5.5%と急落している。
同ドラマは、夫への殺人未遂罪で服役経験のあるカヨ(小泉今日子)をはじめとする、罪を犯した女たちと罪を憎む女刑務官が、イケメン社長・板橋吾郎(伊勢谷友介)への復讐を企てるクライムエンターテインメント。カヨが服役中の2014年と、現在の17年を描くパートで構成され、脚本は宮藤官九郎が担当している。
第7話では、物語の主軸となる「2017年12月24日」が大きく進行した。元女刑務官の若井(満島ひかり)は、吾郎の秘書となって誘拐計画に参加したが、事件発生のタイミングとほぼ同時に音信不通となったため、警察から事件に関与しているのではと疑われる。そのため若井は、吾郎を拘束しているアジトから一度離れ、事情聴取を受けることに。しかし、この時点ですでに捜査は大きく進展しており、若井の素性は割れてしまっていたのだ。
一方アジトでは、洋子(坂井真紀)が、過去に犯した罪について語り始めていた。服役前、いわゆる“2.5次元”オタクだった洋子は、好きな俳優の追っかけをするために、男を騙して資金を集めていたという。さらに、その俳優に熱愛が発覚したことで、追っかけ活動は激化。結局、洋子はストーカー容疑で逮捕され、それと同時に男から金をだまし取っていたことも発覚、懲役7年という刑を課せられた。出所後、好きだった俳優に会いに行ったたものの、現在はヒモ生活を送るまでに転落しており、そんな姿を見て現実に引き戻されたという。
「2.5次元舞台をドラマのネタにしたことに、ネット上では大きな反響が起こり、ウケも上々でした。しかし中には怒っている人もいたようで、『2.5次元バカにしすぎだろ。普通にムカついたわ』『笑いたかったけど笑えなかった』『一気にこのドラマ嫌いになった』といった批判の声もありました」(芸能ライター)
第8話では、カヨたちの服役時代のシーンが佳境に突入し、カヨ、洋子、明美(森下愛子)、千夏(菅野美穂)ら4人が吾郎へ復讐を決意した場面が描かれる。彼女たちは計画を記した「復讐ノート」を作成したが、刑務官の若井に見つかってしまう。若井はカヨを激しく批判し、復讐は現実逃避するための単なる手段に過ぎないと叱責する。
そんな中、第7話で釈放された洋子に続き、明美、千夏も仮釈放となり刑務所を出ていくことに。
「予告映像では、カヨも明美と千夏の出所後に釈放されているようでした。カヨの自宅らしき場所では、若井と笑い合っていることから、第8話で急速に距離が近づくようですね」(同)
それぞれの釈放後、果たしてどのように再会して吾郎への復讐を実行したのだろうか。次回も見逃せない展開になりそうだ。