浜崎あゆみが画像修正するワケ――「自分や時代の変化に気づいている」とプロ筆跡鑑定人が指摘!
2000年代前半にカリスマ的人気を誇っていた歌姫・浜崎あゆみ。最近では、体形の変化やライブのドタキャンなど、本人にしたら不本意であろう話題で取り上げられることが多い。今回、浜崎あゆみの1999年(21歳)、2005年(27歳)、16年(38歳)の手書き文字を、筆跡鑑定人で筆跡心理学に基づいた書籍『自分のイヤなところは直る! ~名前を書くだけ~』(東邦出版)の著者、牧野秀美氏に読み解いてもらった。
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■傷つきやすく、ストレスがたまりやすいタイプ
――浜崎さんは00年に「vogue」「Far away」「SEASONS」の“絶望三部作”と呼ばれる、物悲しい歌詞のシングルを立て続けにリリースし、大ヒットさせています。しかし、99年の字は若いというのもありますが、随分ハイテンションですね。文字の年齢の重ね方も興味深いです。
牧野秀美氏(以下、牧野) 99年は一見子どもっぽい印象の文字ですが、16年になると、文字も大人っぽく変化していますね。文字も、面影を残しながら年を取っていくことがわかります。
浜崎さんの文字には、変化している部分と、一貫して変わっていない部分があります。まず変わっていない部分ですが、「君」の字の「口」部分の左上の角が閉じていることから、真面目で素直に物事をとらえる傾向があります。傷つきやすく、ストレスがたまりやすいタイプとも言えます。
全体的に右上がりが強いのは、上からの指示を素直に受け、その期待に一生懸命応えようとする気持ちの表れです。しかし、「君」の文字の右側の角は角型と丸型が混ざっていることから、行動面はその時の状況に応じて、機敏に方向転換することもある。それは売れっ子に見られるワンマンさと捉えることもできるでしょうが、争ってまで自分の主張や我を通す性格ではなさそうです。
さらに「何」のへんとつくりの間隔が広くハネがないこと、「全」の字の、右側の払いが短く止めて書かれることから、物事に固執せず、誰に対してもオープンに接しますが、常に自分の気持ちは抑えがちのようです。これは本来の気質であると考えられます。また、寂しがり屋で人に囲まれていたい面、冷静でドライな面、オープンでおおらかな面、周囲の目を気にする面が同居しています。自分の相反する気持ちを切り替えながら、時代の最先端でエンターテイナーとして今も走り続けようとする、浜崎さんの姿が浮かび上がります。
――どんな人にも多かれ少なかれあるでしょうが、「相反する」要素を多く持っている人なんですね。ブレのないキャラがあるというより、揺らいでいること自体がキャラクターになっているというか。