遠征費は最小限に&予算は“年間”で考えよ! ジャニオタ30年選手が伝授する「オタ活とお金」
突然ですが、ジャニオタの“お金”のこと、知りたくないですか? 「ジャニーズ研究会」のアンケートでも、「お金の話を読者に聞きたい!」という人が多いみたいなんですね。とはいえ、お財布の話ってしにくいですよねえ……。
「ひと月にどれくらいお金をつぎ込んでいるか?」なんていうのは、みなさん興味あるところだと思うんですけど、これコンサートツアーや舞台のある時期とない時期で、天と地くらい変わらないですか!? 私は担当の舞台に予定が合う限り行ったことがありますけど、「チケット代だけでいくらだよ!」という話です。余談ですが、仕事しながら劇場に通ってたので、もう死にそうでした……。なんなら「公演中の担当より気力体力使ってんじゃないか?」と思ったほど。友人には長期休暇を取り、ウィークリーマンションを借りて地方公演に行きまくった猛者もいます。いくらかかるんだよ! 話がズレましたが、担当グループによっても、地方在住か否かでもお金のかかり方はだいぶ違いそうです。
とりあえずコンサートや舞台がない月は、CDやDVDの発売がない限り、3,000円も使わないのではないでしょうか。少なくとも私はそうです。ジャニーズショップにあるお写真も入れ替わる時期に購入するだけだし。と思ったけど、雑誌はねえ~……。これはSMAP担とか嵐担を経験するとわかるのですが、掲載されてる雑誌を全部買うのは、多すぎてほぼ無理で~す。逆に、雑誌露出が少ないグループのファンだと、ちょっとでも名前が載ってると“全買い”しちゃうよね! それはわかる! でも今は、なるべく厳選して購入してます。雑誌は“塵も積もれば山となる”でお金が出て行くので、注意が必要ですね。
コンサートや舞台のある月については、「遠征の旅費」+「チケット代」で、場合によっては10万円以上余裕でお金が飛んでいきます。遠征費はできるだけ安く済ませたいところですが、私の場合、夜行バスでの移動はもう体力的にツラいんですよね~。体力があれば、夜行バスの利用は圧倒的に安く済みます! 飛行機の場合は、コンサートツアーが決まった瞬間に予約します。今はLCCでさらにお安く済ませられますが、キャンセルが効かない便もあるので、よく計画を練ってから予約しないと大変なことになります。その点、大手航空会社の方が融通が利きやすいです。
私の場合、交通手段とホテルが一緒になっている「ツアーパック」をよく利用します。最近は旅行サイトのツアーではなく、交通機関公式サイトのツアーをおさえることが多いです。ポイントなどはつかない場合がほとんどですが、確実に押さえられるのは、やっぱり交通機関の公式サイトなんですよね。ホテルも基本的には1番安いところにします。理由は簡単。ホテルにいる時間がめちゃくちゃ短い、というか寝るだけだから! とはいえ、「布団で寝たい」というギリギリの選択だけは譲れません。しかしギリギリの選択をしすぎて、この間泊まった安いホテルが明らかに“ラブホテル”を改造したビジネスホテルだったのには、ちょっと笑いましたけど……。
とにかく、交通費と宿泊費はできるだけ削るのが遠征の鉄則! それで、浮いたお金でなにをするかと言うと、最近は“現場ついで”に観光をしがちです。「コンサートがないのにどうして旅行をしなければならないのか!」という、逆転の疑問を抱きはじめたからです。コンサートもあって、観光までできるなんてお得ですよねえ~(ポジティブシンキング)。その街の名物を、高級なお店で食べるのも楽しいです。お酒コミで1万円以上のコースを堪能する、なんて贅沢もしちゃいます。
予算を具体的に考えたいならば、「お金を使う月」と「使わない月」の差が大きすぎるので、予算は“年間”で考えた方が絶対いいです。ちなみに私は、未来の遠征用に積み立てをしていたこともあります。今年現場があまりなさそうなら、来年のために積み立てです。
最後に少し怖い話をすれば、ジャニオタやっててカード破産した子を知ってます。あと、友だちに借金をする子とか。そういう子はいつの間にかジャニオタを辞めていきます。でも、そんな終わり方はイヤじゃないですか。ちょっとお金がないときはできる範囲で、お金があるときは思いっきり楽しむ。結論としては、「身の丈にあったオタクライフを」ということです。その方が、オタク生活が長く続くはずです。1に自分を大事に、担当は2番目くらいにしておきましょう。「自分のために担当を愛する」のです。……なんだか説教くさくなってしまいましたが、節度を守って楽しいジャニオタライフを送りましょう!
■トモノトモエ
“ジャニオタ歴30年”の事務所担ライター。初めて行ったコンサートは少年御三家の武道館公演。1番初めに好きになったのは少年隊。酸いも甘いも味わってきたジャニオタライフを活かし、全ジャニオタに役立つ情報を発信している。近著に『嵐のコンビ愛 まとめBOOK』『踊る! Kis-My-Ft2 with A.B.C-Z 大辞典~パーフェクトデータブック』(いずれもサイゾー)。