『紅白』出場歌手“転落”の黒歴史! 殺人、強姦、薬物絡みの犯罪者まで
11月16日、大みそか恒例の『NHK 紅白歌合戦』の出場歌手が発表された。今年は初出場の10組を含め、紅白合わせて46組が出場。しかし安室奈美恵、小沢健二、桑田佳祐など事前の報道で予想されていた歌手の名は入っておらず、例年にも増して目玉がないと言われている。かつて紅白といえば歌手にとって夢の晴れ舞台だったが、出場後に犯罪に手を染め、転落していった者も少なくない。
「『紅白歌合戦』通算26回という出演記録を持つ大御所歌手・美川憲一も、1977年と84年に大麻で逮捕されています。7月12日放送の『良かれと思って!』(フジテレビ系)では、逮捕された当時の裏側を赤裸々に告白。番組で美川は『興味本位もあったんだけれど、私はこれ(大麻)を知ったことによって気持ちよくなるんじゃなくて“眠るため”に使った』と語っていました。また逮捕された時の心境については『ホッとした』とコメント。逮捕後はどん底の状態から這い上がり、2009年まで19年連続で『紅白歌合戦』に出場するほどの歌手に返り咲きました。なお、“どん底”と語っていた時代も、クラブのステージ1回で100万円はもらっていたそうです」(芸能ライター)
美川の暗い過去はかなり有名な話だが、ほかにも薬物に手を染める紅白歌手は少なくない。
「男性アイドルグループ・フォーリーブスとして1970年から7年連続の出場を果たした江木俊夫も、解散後の99年に覚せい剤取締法違反で逮捕。執行猶予付きの有罪判決が下されています。そして76年に『失恋レストラン』でデビューした清水健太郎は、曲が大ヒットして77年の『紅白歌合戦』に初出場。しかしその後、覚せい剤などの薬物で計6回逮捕されました。計15回の出場を誇るDREAMS COME TRUEの元メンバー・西川隆宏も、脱退した2002年に覚せい剤取締法違反で逮捕。さらに06年にも覚せい剤で逮捕され、二度目は懲役1年6カ月の実刑判決が言い渡されました」(同)
紅白歌手の“転落”の形は薬物に限ったものではない。中にはより重い罪を犯し、現在も服役している歌手もいる。
「99年に『紅白歌合戦』に出場したスリーピースバンド・Hysteric Blueのナオキ(赤松直樹)は、04年に強姦・強制わいせつなどの疑いで逮捕されました。同バンドは03年より活動休止状態にあったのですが、この事件でリーダーのナオキには懲役12年の実刑判決が下り、その結果、バンドは解散を余儀なくされています。そして64年、65年に2年連続出場を果たした克美しげるは、76年に愛人女性を殺害して懲役10年。現役歌手の殺人事件として当時の人々に大きな衝撃を与えたのですが、さらに克美は89年に覚せい剤取締法違反で逮捕され、芸能界から追放されました」(同)
今年の『紅白歌合戦』でも、さまざまな歌手がスポットライトを浴びるが、その後の歌手活動にもしっかり注目していきたい。