とんねるず、『おかげでした』終了で“無職説”――「ギャラ1本500万」でフジ以外は起用拒否?
フジテレビの代表的バラエティ『めちゃ×2イケてるッ!』と『とんねるずのみなさんのおかげでした』が、来年3月に打ち切られると一部で報じられた。『めちゃイケ』については、すでに番組内で終了が宣言された一方で、『おかげでした』に関しては、いまだ公式の発表はないままだが、フジ関係者も放送終了を認めているようだ。これによって、ネット上で「とんねるずはテレビから消える」ともいわれているが……。
1986年にスタートした『とんねるずのみなさんのおかげです』の名称を改め、実に30年以上もゴールデンで放送されてきた『みなさん』シリーズ。しかし、視聴率の低迷やネット上での悪評など、いつしか“フジのお荷物番組”と批判されるようになった。そして現在は石橋貴明、木梨憲武ともに、『おかげでした』を除けば、不定期の単発特番しかレギュラーがない状態が続いている。
「しかし、80年代末~90年代のフジを牽引したとんねるずは、同局にとってもトップクラスの功労者。とんねるずと親交の深い日枝久氏がフジの会長を務めているうちは、『おかげでした』の打ち切りはあり得ないと言われていましたが、今年5月退任したこともあって、事態が急転したのでしょう」(テレビ局関係者)
さらに、一部で最強の“コストカッター”といわれるフジ新社長・宮内正喜氏は、今年6月の就任後に、次々と番組の打ち切りを遂行。その1つが『おかげでした』だったというわけだ。
「一度リセットが必要という判断だったのでしょう。今後、本人たちが望めば、何らかの形でフジの番組に出演することは可能ですが、30年間で上がり続けた1本400~500万円といわれる出演ギャラだけは、いったんリセットされますからね。フジにとっては英断といえるのでは」(同)
それでもフジととんねるずの蜜月は、「今後もずっと続いていく」と語るのは、ある週刊誌記者だ。
「2人ともタレントとしてトップクラスの大物ですし、“ケツ持ち”の芸能プロ・ケイダッシュは業界最大手と、優遇を受ける条件はいくらでもある。ただ、万一フジとトラブった場合は、本当に芸能界から姿を消してしまうかも。他局からすれば、超高額ギャラが必要なとんねるずを積極的に起用する理由もないし、日テレに至っては、2000年代に番組幹部スタッフと石橋が揉めたことが問題視され、いまだに“出禁”が解けていない状況といわれていますからね」(同)
フジの“生まれ変わり”が期待された『おかげでした』打ち切り情報だったが、とんねるずとの関係だけはそう簡単には断ち切れないようだ。