アラフォー風俗嬢がSEXレッスンで知った、秋田の29歳素人童貞の“純朴”
――男は風俗嬢にどんな姿を見せているのだろうか。恋人や友人には見せない、男たちの情けなさ、みっともなさ、滑稽さ、そして優しさをアラフォー風俗嬢がつづります。
悩める男性にプライベートレッスンを始めて約4カ月。冷やかしや好奇心から利用する方も少なくないが、勇気を持って切実な悩みを打ち明けて来てくださる人もいる。
最近は若い層も若干増え、30歳目前になり漠然とこのままじゃいけないと何かに焦りを感じ始め、来てくださるようだ。年齢の節目になると、焦りを感じるもの。私も20歳を目前に、なぜか10代のうちに処女を捨てたくて、誰でもいいからと、援助交際で小指サイズのちんこの男に自分の処女を売った。
レッスンの予約をくださる若い層は、ソープの経験はある、いわゆる素人童貞的な人が多い。ソープではマットなどの受け身プレイが多くなるので、女性を攻めたことがないから教えてほしいと言われたり、ラブホテルへ行ったことがないのでと、inとoutから教えてあげたり。彼女からしたら、30歳の彼氏が実はラブホが初めてでオタオタしていたら、ちょっとショックかもしれない。
初歩的なことだからこそ今更聞きにくいってことはある。だから、事前練習をする。今30歳を目前にこのままじゃ良くないと気がつけてよかった人たちだと思う。これが40代、50代になっていくともっと聞きにくいし、エロいことや女性へ消極的になってしまう可能性もあるから。
10月のある日、Twitterから経由して若いお兄さんから予約をいただいた。それはなんと遠く離れた秋田県から。まさに、女性の攻め方がわからないのと、ラブホテルに行ったことがないという悩みを抱えていた。東京から秋田まで出張デリバリーされるなんて聞いたことがないので、どれほど切実なのかと興味深く引き受けることにした。
彼は藁にもすがる思いだったのか、往復の新幹線代と宿泊費、8時間のコース料金で、プライベートレッスンは約11万円以上となった。