拝み屋に5億、部下に35億! デヴィ夫人より巨額な有名人の「詐欺被害」
デヴィ夫人が代表を務める芸能事務所の元経理担当者が、1億7,000万円を横領した容疑で逮捕されて話題になっている。一般人が億単位の金をだまし取られることはほぼないが、芸能界にはデヴィ夫人のように巨額をだまし取られた人も少なくない。
「タレントのはるな愛は、『ニューハーフ専門詐欺被害に遭った』と今年2月に放送された『スッキリ』(日本テレビ系)で明かしました。犯人は、はるなが20代のころに交際していた相手だそうで、はるなの本名“大西賢示”名義で勝手にお金を借りていたようです。犯人は、セレブ感たっぷりで高価なものばかり身につけていたといいますが、その出どころは、はるなの金。被害額は『1億とか2億とか』に上ったそうですが、弁護士に相談して返済責任は免れたそうです」(芸能ランター)
また、今年1月に芸能界を電撃引退した江角マキコも詐欺被害に遭っていた。
「江角は、被害総額113億円の巨額詐欺事件に3億円を投資したといわれています。しかし『女性自身』(光文社)は、この詐欺事件で逮捕されたA氏と江角はW不倫関係にあると報道。江角はA氏との不倫関係を否定しているものの、“江角はA氏に洗脳されている”といった報道も飛び交いました。ちなみに、この詐欺事件では江角のほかにも、GACKTが億単位の被害に遭ったといわれています」(同)
さらに高額な詐欺被害に遭ったのが、歌手でタレントの辺見マリ。
「辺見は、2015年放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に“洗脳されて5億円とられちゃった先生”として出演。“拝み屋”と称する中年女性に5億円もの大金をむしり取られた経緯を明かしました。辺見は、拝み屋に求められるままに自宅を売却し、知人に借金をして、42歳でヘアヌードを披露。さらに、15歳で芸能界デビューした娘、辺見えみりのギャラにも手を出してしまったといいます。この洗脳詐欺は、1988年から実に13年にも及んだそうで、辺見の元には1円も戻っていないと被害状況を振り返っていました」(同)
しかし、なんといってもケタ違いなのが、ミュージシャンの矢沢永吉だ。被害額は35億円にも及ぶ。
「数々ある“矢沢伝説”の中でも、この詐欺被害はファンの間で語り継がれています。矢沢は、オーストラリアに音楽学校やスタジオを建てるプロジェクトを始動させ、信頼のおける部下2人に仕事を任せていました。しかし、98年にこの部下2人が矢沢のお金を横領して、別のビジネスを行っていたことが発覚します。実に35億円の被害を受けた矢沢ですが、自己破産の道を選ばずに完済することを決意。精力的な活動によって6年で全額完済した上に、都内にスタジオを兼ねたビルを建てたそうです」(同)
億単位のお金をだまし取られる芸能人たち。被害にあったのは気の毒だが、それだけのお金を持っていることにも驚かされるばかりだ。