虻川美穂子、「女子力高いよね」を褒め言葉と受け取る“性格”のメリット
羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。
<今回の有名人>
「どうやって見分けるんですか、人のウラを」北陽・虻川美穂子
『ノンストップ』(フジテレビ系、10月27日)
褒められてるんだか、バカにされてるんだかわからない。そんな経験をしたことはないだろうか。
10月27日放送の『ノンストップ』(フジテレビ系)では、「ホメる女にはウラがある」と題して、このあたりの機微を特集していた。ウェブサイト「ママスタセレクト」掲載の「『旦那さんかっこいいね』というママ友と、言われる側の妻。それぞれの内心」という記事をもとに、夫の外見を褒められることは、何を意味するのか、果たしてウラがあるのかを話し合っていた。
「旦那さん、かっこいいね」と言われたら、千秋と北陽・虻川美穂子は「うれしい」と感じるが、ハイヒールのリンゴは「うちの旦那は一回り上の68歳やから、そんなわけない」「うれしくない」という。リンゴは「話を盛ってるだけ。最近、みんな人を最近褒めすぎ」とそういった風潮に不快感を示していた。
番組では、視聴者からの声を紹介していく。30代のある女性は、SNSに「今日は彼とピクニック。お弁当は手作り」とSNSにアップしたところ、友人から「女子力高いよね。私には無理だわ」というコメントがついたという。千秋は、この「女子力高い」を「理由はわからないけど」とした上で「褒めていない」とし、リンゴもこれを「はいはい、(女子力高いアピールをこれからも)やらはったらどうですか?」という意味であって、「褒め言葉ではない」と判断していた。
手作り弁当の画像を上げるということは、直接的に料理の腕前もしくは出来栄えを見せたいと考えられるので、これに対する褒め言葉は「おいしそう」もしくは「料理がうまい」だと思う。「女子力が高い」というのは、「料理がうまい」というより、「頑張って女性としての努力をしている」という意味のように私は感じる。となると、「腕前は別として、よく頑張っている」といった上から目線の言葉にも取れるので、褒め言葉でないと思うが、虻川は違う。「女子力は高い方がいいんだから、褒め言葉じゃないですか」「どうやって人のウラを見分けるんですか?」と返していた。