工藤静香、“声優人気”に便乗!? 梶裕貴ら参加の「トリビュートCD」が苦笑買うワケ
工藤静香のソロデビュー30周年を記念した特別企画のトリビュートミニアルバムが、声優業界で物議を醸している。
同作は、「Blue Velvet」や「抱いてくれたらいいのに」「MUGO・ん…色っぽい」など、工藤の大ヒット曲を梶裕貴、下野紘、森久保祥太郎、鈴村健一、梅原裕一郎、谷山紀章、関智一という7人の人気男性声優がカバーしたアルバムになっているのだが、ネット上には、声優ファンから「なぜ男性声優が?」「声優人気にあやかりたいの?」といった苦笑まじりの書き込みが寄せられているのだ。
「この企画の出どころは不明ですが、工藤の娘がアニメ好きということと、先日発売された30周年記念アルバム『凛』が初動3,000枚割れの惨敗を喫したことがきっかけになっているのではないかと思われます。人気男性声優は熱心なファンも多く、売り上げを見込めますから、声優業界関係者は『工藤が男性声優人気に便乗している』という見方をしています。芸能界では、もちろん工藤の方が格上ですが、確実に数字を持っていて、なおかつ勢いがあるのは男性声優たちです」(声優業界関係者)
森久保や関などの「おニャンコ世代」の声優たちにとって、工藤は手の届かないアイドルであったはず。そんな工藤の曲を自らがカバーすることに対して、彼らはどう感じていたのだろうか?
「公式に寄せているコメントは、もちろん大喜びをしているニュアンスでしたが、本人たちはいたって『お仕事』としてこなしていたようですよ。最近では、声優が一般の芸能人と仕事をする機会も増えていますし、なにより彼らは売れっ子ですからね。自分が大好きなアーティストのカバーであれば浮き足立つかもしれませんが、今回集められた声優たちは、特に工藤のファンというわけではなかったようですので」(同)
また、同作リリースの報道時に使われた「神7」という煽り文句も物議を醸している。
「今回トリビュートアルバムに集められた7人は、それなりに声優歴は長く、人気もある人物が多い。しかし『神』かと言われると疑問が残りますね。特に梅原裕一郎にいたっては3年前にデビューしたばかりの新人ですし、『何を根拠に神7と言っているんだ?』と指摘する関係者もいました」(同)
声優ファンからはもちろん、業界内でも苦笑を買っている同作だが、さすがに30周年記念CDで二度もコケるわけにはいかない。声優人気にあやかって、工藤は起死回生を図れるのだろうか。