グラミー歌手サム・スミス、ドッキリへの乙女すぎるリアクションでファン獲得
クセになる美しい歌声とやわらかな雰囲気、そして独特のしなを持つグラミー賞歌手のサム・スミス(25)が、セカンド・アルバムのプロモーションで出演した番組でドッキリに引っかかった動画が話題になっている。幽霊を信じ「おばけは怖くない」と微笑む彼をおばけで驚かすという単純なドッキリなのだが、サムは見事に引っかかり「ぎゃっ!」「あぁぁぁ~!」とFワードを叫びながら大騒ぎ。ネット上では「本当に変わった人」「キモいのかかわいいのか微妙」と、生温かい目で見守るムードとなっている。
サムは今年9月に2年ぶりにリリースした新曲「トゥー・グッド・アット・グッバイズ」の声量溢れる美しい歌声で、再び世界中を虜にしている。2015年にグラミー賞に輝いた「ステイ・ウィズ・ミー」はやり逃げする男にすがる内容の曲だったが、新作アルバムからのリードシングルである今回の曲は、愛する人に捨てられることに慣れてしまって防衛本能に目覚めた歌と、歌詞に大きな変化がある。サムはすべての曲を実体験に基づいて書き上げていることから、「新作アルバムはかなり期待できる仕上がりになりそう」だと大きな期待が寄せられている。
現在は、11月3日に世界同時発売するセカンド・アルバム『スリル・オブ・イット・オール』のプロモーションに大忙し。そんな中、出演したアメリカの人気トーク番組でドッキリに引っかかり恥ずかしいリアクションをする姿をさらしてしまったのだ。
10月24日、アメリカの国民的トーク番組『エレンの部屋』にサムがゲスト出演した回が放送された。
司会のエレン・デジェネレスはまず、サムが活動を再開させたことを喜ばしく思っていることを伝え「あなたの歌声って本当に美しいわよね」とべた褒め。そして「オスカーを獲得した後、なぜすぐに長期休養に入ってしまったのか」と尋ねる。それに対して、サムは笑顔を見せながら、「なんだか、いっぱいいっぱいになっちゃって。家に帰ってママを抱きしめて妹たちと一緒にいて、ママと一緒にごろごろしてね。たくさんね」と説明した。
「曲を書くために、もっと男の子たちとキスしなくちゃいけないから活動をお休みしますって話だったんでしょ? で、何人くらいの男の子とキスしたの?」と質問されると、サムはキラキラした表情になり「数百人もの男の子たちとキスしたわ!」と冗談めかして言う。「なんてね。そんなんじゃないけど、何人かの男性とはキスしたわ。そしてロンドンのストリートを駆け回って、思いっきり楽しんで。昔と同じような普通の生活を取り戻してね」と有意義な休養期間を過ごしたことをうれしそうに語った。
その後、ハロウィンの月ということもありトークはおばけ話にシフト。エレンから「あなたが住んでいた家の話をしたいのだけど。幽霊屋敷に住んでたんですって?」と聞かれたサムは、組んだ両手を顎にあてて「えぇ……えぇ……」と言い遠い目をする。
「一体、なにが起きたのです?」と問いかけるエレンに、サムは「自分って結構、(幽霊と)接触するタイプなんですよね」と妙にうれしそうな顔になり、「おばけはいたるところにいる、そう思ってます」と語り出す。
そして、「うちなんだけど、築300年の古い家で。昔、学校だったわけね」「で、いろいろな(幽霊)話を聞くわけなんです」「妹は夜寝ている時に誰かから見られているように感じたり」と言い、いや~んという表情で自分の両頬に手を当てて「変でしょう? でも自分は彼らは友好的だって感じるんですよね」と打ち明ける。
「なんで引っ越さないの?」と不思議そうな顔で聞くエレンに、サムは「だって、自分はおばけと良い関係を築けているし」と少しムキになり観客は大笑い。「たまに夜とか、スッて起きてこう言うんです。『ほっといてちょうだい!』」と怖い顔で手をパンっと叩き、幽霊との触れ合いを再現する。「そう言えば、ほっといてくれるんです」とぐふふふと笑っていた。
サムはめげることなく、「彼らと話をしようって姿勢を見せれば、例えば、『お願い。本当に寝なきゃいけないの』って言えば」と困った顔をして、独特の手つきで再び幽霊との触れ合いを再現。また、「うふふふふ~」と可愛らしく笑い出す。
「と言うことは、あなた、実際には幽霊との関係を築いてないってことになりますよね。だって、『ほっといて』って言うのだから。彼らはあなたと会話しようとしてるのに」とまくしたてるエレンの言葉を聞いて、「オーマイ・ゴッド」「想像しちゃったら、もう。(話をしようと出てきた幽霊に)『出て行って!』って!」と、ひどいわ~というふうに大うけする。