『わろてんか』2週目、視聴率は下降中! 白スーツの高橋一生が『猫の恩返し』バロン様と話題
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(金曜日)お届けします!
『わろてんか』(NHK総合/月~土、午前8時) 京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女・てん(葵わかな)が笑いをこよなく愛する青年・藤吉(松坂桃李)と出会い、日本中を笑わせるために奮闘する姿を描いた物語。「吉本興業」の創始者・吉本せいをモデルに描いている。
■10月7日(土)/6話~10月13日(金)/11話
「日本一の芸人だ」と言っていた青年・藤吉が、寄席で客から罵倒されている場面に遭遇したてん(新井美羽)の姿からスタートした6話。初舞台で大失敗した藤吉を、てんはチョコレートで励ます。藤吉は自分の芸を見て笑ってくれたてんを「初めてのお客さん」だといい、旅先から手紙を書くと約束するのだった。
7話では、17歳に成長したてんが登場。家族に内緒で届く藤吉からの手紙を日々の支えにしていた。8話では、てんに製薬会社の息子・伊能栞(高橋一生)との縁談話が持ち上がる。幼馴染の風太(濱田岳)は、「藤吉のことは忘れろ」と言って手紙を捨てようとするのだが、そのことが原因で大喧嘩になる。しかし、てんは兄・新一(千葉雄大)から、芸人との手紙のやり取りが父にばれないよう、風太が苦心していたことを聞き仲直り。てんのことを大切に思い、仲直りした際には思わず泣いてしまう風太の姿に、視聴者からは「風太役が濱田岳の意味がめちゃくちゃ伝わる回」「濱田くんの演技にほっこりしちゃう。本当に風太役にぴったり!」といった声が上がった。
自身の気持ちに整理をつけようと、藤吉に会うために大阪へ向かうてんの姿が描かれた9話。大阪の街で悪い男たちに絡まれたてんを助けたのは、縁談相手の栞だった。白いスーツ姿で暴漢たちをなぎ倒していく栞の姿に、視聴者からは「栞様、蝶ネクタイでステッキまで持ってる……どこの男爵なの……」「『猫の恩返し』のバロン様だ」「もうこれは擬人化したバロン様でしょ」といった声が続出。
10話で、てんが大阪から京都に戻ると、藤岡屋は大阪にある倉庫が火事で全焼し大騒ぎ。店が倒産するのではないかといううわさが流れ、債権者も押しかけてきた。対応に追われて忙しくなる中、家のために気を張っていた新一が病に倒れる。
11話では、新一が余命僅かだと宣告され、さらに大阪の火事が原因で、てんの婚約も取り消しに。そんな状況の中、藤岡屋当主であるてんの父・儀兵衛(遠藤憲一)が姿を消す。大慌てで探すてんたちは、蔵で吊るされた紐を眺めている儀兵衛を発見。自殺を疑い必死に止めるが、儀兵衛は重いものを上に持ち上げようとしていただけ。大きな勘違いに、てんたちは思わず大笑いするのだった。
同作の初週平均視聴率は20.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と大台超え。しかし、7日放送の第6話は19.3%、祝日の放送となった9日第7話は17. 7%と20%を下回る結果に。その後も、10日第8話と11日第9話はともに19.7%と、20%割れが続いている。イケメン俳優たちの起用で話題になったが、それだけでは視聴率獲得は難しいのかもしれない。