芸能
芸能界の流行にも影響を与えそう?
星野源、高橋一生、ムロツヨシ……Twitter女子が彼らの妄想ツイートに精を出すワケ
2017/10/14 19:00
しかしこのような人は、実は他人も同じように考えていて、実際は結構モテているというパターンが多い。この「自分だけが気付いていると思っている魅力は、実はみんな気付いている」という現象は、星野・高橋・ムロがSNS上で爆発的にブームになったことにも通じている。まだ誰も気付いていない(と思っている)彼らの魅力を、自身の妄想ツイートによってほかの人に知らしめようとしている節もあるのだ。
ほかに3人の共通点を挙げるとすれば、ブレークしたのが30代以降と、比較的遅咲きである点だ。下積み時代が長く苦労も多いことから、有名人ながら一般人の感覚を持ち合わせていそうなところも親近感を増大させるのかもしれない。また、彼ら自身も、そんな自分の売りをわかっているのか、ラジオやバラエティ番組で親しみやすいキャラクターを見せているのもポイントだ。
芸能人をただ眺めて応援したり崇めたりするのではなく、妄想を共有するという、SNSが発達した現代ならではの消費スタイルは、今後の芸能界の流行にも影響を与えるかもしれない。数多くの映画やドラマで活躍しつつもメジャーな存在ではなかった、かつての星野・高橋・ムロに似たポジションと顔の系統の俳優としては、加瀬亮、大森南朋、鈴木浩介あたりに妄想ハッシュタグ要素を感じる。また、次世代バイプレーヤーとの呼び声高い中村倫也、太賀などの若手には、“次世代妄想ハッシュタグ俳優”としても注目していきたい。
(文/絶対に終電を逃さない女)
最終更新:2017/10/14 19:00