「大本命はキスマイ」飯島氏、ジャニーズタレント“引き抜き”計画の舞台ウラ
元SMAPチーフマネジャー・飯島三智氏のマネジメントにより、ジャニーズ事務所退所直後から、活発な芸能活動を展開している元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾。大手芸能プロダクション・ケイダッシュが、彼らのバックについているとされるだけに、3人は今後も、問題なく活動を続けていけそうだが、飯島氏は、ジャニーズを退社した昨年2月以前から、こうした展開を想定し、水面下で準備を進めていたようだ。
SMAPが分裂、そして解散の道を歩むきっかけになったとされるのが、2015年1月、「週刊文春」(文藝春秋)に掲載された、メリー喜多川副社長のインタビューだ。メリー副社長はインタビュー中、飯島氏をその場に呼び出し、「SMAPを連れて出て行ってもらう」などと発言したことが波紋を呼んでいた。
「この時点で飯島氏はジャニーズ退社を決意したとされ、同時に退社後のことを考え、行動し始めたようです。飯島氏は当時、Kis‐My‐Ft2のマネジメントも担当していましたが、同グループの玉森裕太が、15年10月期に主演した連続ドラマ『青春探偵ハルヤ』(日本テレビ系)も、実は“独立計画の一環”だったことが、最近になってわかりました」(テレビ局関係者)
当時、同ドラマは、業界関係者の間で「謎の多いキャスティング」と物議を醸していたという。
「同ドラマの放送枠は、ケイダッシュの“持ち枠”だったんです。ケイダッシュと飯島派閥のタレントの共演は、これまでほとんどなく、そもそもケイダッシュは、どちらかというと、藤島ジュリー景子副社長派閥と親密関係でした。つまり、飯島氏は、この時点からケイダッシュのバックアップを得る礎を築いていたということです」(同)
飯島氏は、翌16年初旬にジャニーズを退社。またSMAPは同年いっぱいで解散し、稲垣、草なぎ、香取の3人も、飯島氏を追う形でジャニーズを去ることになった。そして、最初に決定した3人の大仕事は、「ケイダッシュ幹部・T氏が深く関わっているAbemaTVでの長時間生放送というわけです。3人の窓口を務める人物も、ケイダッシュのお抱え弁護士ですし、飯島氏は、今後もケイダッシュと組んで仕事をしていくものとみられます」(同)という。
ひとつ気になるのは、ケイダッシュのドラマ枠に登場したのが、SMAPメンバーでなく、キスマイメンバーだったことだ。
「飯島氏は、SMAPだけではなく、キスマイとも合流したいと考えているんです。一部スポーツ紙では、今井翼の名前も上がっていましたが、大本命はやはりキスマイ。彼らと縁の深い中居正広がジャニーズに残留したことで、時期は見えなくなってしまったものの、いずれはキスマイもジャニーズを辞めるのでは」(週刊誌記者)
2年もの間、誰にも知られず計画を進めていた飯島氏。“脱ジャニーズ”の3人を芸能界で売り出す秘策は、まだまだ用意されているのかもしれない。