“日本の文化” 刺青は犯罪!? キムタク夫妻やEXILE、安室も入れてるのに……
今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。
■たまにいる「医師免許のある彫師」は微妙な存在
うーん、ひどい判決が出ましたね。9月27日、大阪地裁(長瀬敬昭裁判長)は医師免許がないのに客にタトゥーを入れたとして、彫師さんに罰金刑を言い渡しました。彫師さんは略式起訴されていましたが、「法廷できちんと決着してほしい」と、ご自身で略式ではなく正式の裁判を求めたそうです。
もし本当に医師免許がなければダメだと言うなら、皮膚に傷をつけてインクまで入れてるんですから「傷害罪」だと思うんですが、「医師法違反」だけですからね。腰が引けてますよ。そもそも最初は略式だったんですから、いずれにしろダメダメ裁判です。
だって、刺青はアートで、医療行為じゃないです。医師免許なんかいりませんよ。弁護側は「憲法が保障する職業選択や表現の自由にも反する」として無罪を主張していました。
主任弁護人さん(美人!)は、記者会見で「この国から彫師という職業も文化もなくなってしまう」と批判されたそうですが、おっしゃる通りです。日本の刺青は、国際的にも評価が高いのです。それに、この判決で日本の彫師さんたちが全員失職したら、それも大問題ですよ。
ググったら、長瀬敬昭裁判長は「警察がコッソリGPS端末をつける捜査は、プライバシーの侵害だからダメ」といういい判決も出されていました。それなのに今回は残念ですよね。
今回の件で、ご近所のドクターに「医師免許のある彫師さんなんて、聞いたことない!」と愚痴を言ったら、「実はたまにいる」のだそうです。「要するに整形とかでやらかして、本業で食えなくなった医者が『アートメイク』とか『ワンポイントタトゥー』とかをやってることがある」そうです。むしろ怖いですよね。美容外科のトラブルはたまに報道されますが、こんな人に刺青を入れてほしくないですよね。
彫師さんは、厳しい徒弟制度の下で修業されている方が多く、技術はだいたいちゃんとしてると思いますよ。