「フジテレビらしい迷走ぶり」と苦笑の渦!! 関係者が明かす「打ち切り3番組」ウラ事情
10月期番組改編において、複数の番組終了を発表したフジテレビ。そのどれもがまだ放送から1年前後の番組ばかりで、「局の迷走を物語っている」(スポーツ紙記者)という。
「まず、フリーアナウンサー・古舘伊知郎を司会に据え、2016年11月にスタートした『フルタチさん』(日曜午後7時~)が打ち切りに。裏番組の日本テレビ系『ザ!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!』が人気を博しているだけに、もともと難航が予想されていましたが、その予想通り、『フルタチさん』は今年2月26日の放送回で、平均視聴率4.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)にまで低迷。この頃にはすでに、フジ側も“打ち切り”を視野に入れていたようです」(同)
局としては当初、早ければ3月には終了させたかったようだが、古舘サイドが抵抗したという。
「半年も放送しないで打ち切りというのは、さすがの古舘も納得できなかったそう。しかし、数字が伴っていないのは事実なので、局と話し合いを重ねた結果、9月で番組を終わらせる代わりに、金曜日のゴールデン枠で古舘の新番組『モノシリーのとっておき~すんごい人がやってくる!~』を始めることに。『フルタチさん』が放送されていた枠は、同番組放送以前と同じ“3時間の単発特番枠”に戻されるとあって、フジらしい迷走っぷりと業界内はあきれ果てますよ」(同)
また、16年4月に放送開始となった『ユアタイム』(月~木午後11時30分~、金午後11時58分~)も終了に。放送開始直前、MCを務める予定だったショーンK氏が、経歴詐称問題の発覚より降板、もう1人のMC・市川紗椰が奮闘したものの、視聴率は2~3%台と低迷し続けていた。
「一番の被害者は、やはり市川でしょうね。アメリカ人の父を持ち、自身もアメリカで暮らしていた時期がある彼女は、番組スタート前から、活動拠点を向こうに移すと決めていたそうなのですが、フジの必死の説得によって登板が決まり、国内に渋々残留したそうです。にもかかわらず、ショーンKの降板、視聴率低迷、さらには共演者・野島卓アナウンサーとの熱愛が明るみになり、しかも早期打ち切りとは……まさに踏んだり蹴ったりな展開の連続ですよ。そんな市川ですが、番組が終わったら、ようやくアメリカに行けるはず。もしかしたら、野島アナのために国内残留を選ぶかもしれませんけどね」(テレビ局関係者)
そして、今年4月に始まったばかりの『最上級のひらめきニンゲンを目指せ!クイズ!金の正解!銀の正解!』(土曜午後7時~)も、残念ながら終了する。
「3月まで放送されていた『超ハマる!爆笑キャラパレード』が深夜帯に降格したことで、『穴埋めとして急遽こしらえたような番組』といわれていました。レギュラー出演陣も、的場浩司、平成ノブシコブシの吉村崇、石川恋と地味なメンツでしたし、そもそも特番放送で潰されることも多かったんですし……。そのせいか、視聴率は4~5%台を推移するばかりだったので、さっさと打ち切りの判断が下されたようです」(同)
年末に向けても、さまざまな番組の打ち切りが内定しているといわれるフジ。10月クールの新番組が、盛り上がることを祈るばかりだ。