「階段から投げ落とされた」ライアン・フィリップ、22歳年下の元カノにDV訴訟起こされる
事の発端となった事件は、7月4日に起きた。訴状によれば、事の成り行きはこうだ。
前日の3日夜に2人で出席したパーティーでエルシーがほかの男たちから注目を集め、自分をおろそかにしたと感じたライアンが一方的に怒りだし、口論に発展する。喧嘩別れになったため、エルシーは一度家に帰るものの、私物を持ち帰るためライアンの家へ行き、電子ロックをパスワードで解錠して上がり込んだ。ライアンは在宅しており、非常に興奮した状態で、エルシーの二の腕を満身の力を込めてつかみ、そのまま力まかせに彼女を階段の上から放り投げた。
つかまれた箇所はひどいあざになり、階段から落ちたエルシーは体を強く打ちつけたものの、どうしても自分の私物を取り戻したかったので立ち上がり、再び階段を上がった。ライアンは彼女を殴ったり蹴ったりした後、まるで人形を持ち上げるかのようにひょいと持ち上げ、再び階段の上から放り投げた。
この暴行現場にはエルシーの友人も居合わせており、二度目に彼女が階段を上がった時、ライアンに「彼女の物を返して。そしたら、すぐに出て行くから」と懇願したとのこと。しかし、ライアンは聞く耳を持たなかった。エルシーはひどい痛みに耐えながら、友人の肩を借りて家を出ようとしたところ、ライアンが彼女のブーツを投げつけ、「とっととこの家から出てけファック! 頭の狂ったまんこめ!」と叫んだというのだ。
「BLAST」は、「ライアンのDVによりできた」とされるエルシーのけがの写真も掲載している。左膝の下がぱっくりと割れた痛々しいもの、ひどいあざなど、見るに堪えない写真がサイトには載せられていた。
この報道が流れて間もなくエルシーはインスタグラムに、自分の顔が3分の1ほど写ったセピア色の写真を投稿。「私はプライベートを大事にする人間だけど、最近苦しんでいる試練に対するみんなからの応援、とてもありがたく思っている」という内容の長文メッセージを添え、けなげさをアピールした。
今月19日に入ってライアンは「自分に対する『嘘偽りの申し立て』が流れていることについて、悲しく、そして腹立たしく思っている」とし、「女性の権利、フェミニズムを尊重する自分が、そんなことするわけがない」と主張。「この申し立てが行われた時、自分は当局の捜査に協力した」とも明かし、すでに終わったことだと示唆した。
「TMZ」はライアンが非常に有能な民事訴訟弁護士を雇ったと報じ、エルシーに対して「名誉毀損」か「ぶ告罪(他人に刑罰や懲戒を受けさせるために、虚偽の告訴をした罪)」で訴訟を起こす準備を進めているようだと報道している。一方、エルシーの弁護士は「勝訴したら、慰謝料をDV被害者保護団体に寄付するつもりでいる」と、ジョニー・デップとアンバー・ハード離婚騒動で聞いたような内容の説明をし、「ライアンはDV男」だと強く主張した。
報道が出始めたと同時に、エルシーの売名を疑う声は当然上がった。ライアンによる束縛の例としてエルシーが挙げた「Find My Friends」というアプリは、双方がインストールしてログインしなければ使えない仕様になっている。ライアンがこれを使ったということは、エルシーも同意していたということになる。また、求めている慰謝料が100万ドルと高額なため、ネット上では「ライアンと付き合ってもヌードになってもパッとせず、挙げ句の果てに振られたから、この訴訟で金と知名度の2つを手に入れようとしたのかもしれない」と、ライアンに同情する人も少なくなかった。
ところが、19日午後になると風向きは一変。ライアンの元婚約者ポリーナ・スラグダーが昨年3月に、「ライアンに嫌がらせをされた」と警察に届けを出していたことが報じられたのだ。
「TMZ」によると、ポリーナは昨年3月26日、ロサンゼルス市警察に「電子通信ハラスメントにより、迷惑を被っている」という届けを提出。別れたライアンからおびただしい量のショートメッセージが送りつけられ、しかも内容は彼女が浮気したと責める攻撃的なものばかりで、「あばずれ」など聞くに堪えない言葉も使っていたという。ただし、ポリーナは「ライアンからDVを受けたことはなかった」と言っているそうだ。
「TMZ」は、「ポリーナはこの件が公になることを嫌がり、届け出もすぐに取り下げた」ため、捜査は打ち切りになったと報じている。彼女は18日にライアンのDV報道が流れた直後「火のないところに煙は……」とツイートしていた。元婚約者という立場から、ライアンの実像を示唆しているのではないかとネット上で話題になっていたタイミングでの報道だった。
世間は、自分の娘と大して年の変わらない元恋人たちに対して「まんこ」だの「あばずれ」だの、屈辱的な罵声を浴びせていたことに強い嫌悪感を示し、ネット上では「そもそも娘と同じような年齢の恋人を持つのがおかしい」「中年のくせにキモい」などとか批判する声が殺到している。
なお、元夫が大ピンチの真っただ中、リース・ウィザースプーンはインスタグラムをのんきに更新。「今日のヴァイブ」という言葉と「#HappyTuesday」というハッシュタグを添えて、「ポジティブ・エナジー」というカラフルな絵を投稿しており、我関せずといった態度を前面に出している。
ライアンは最近、家族と外出中に足を骨折した。こちらは順調に回復しているとのことだが元恋人とのDV訴訟騒ぎ&ドラッグ乱用疑惑でダウンしつつあるイメージも、すぐに回復できるだろうか? 続報に注目していきたい。