中居正広は“残留”か“独立”か? 3人の独立後も「本音を言わない」男の今後
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
ベトナム戦争時、韓国軍兵士が行った現地での性的暴行と混血児の存在が大きな話題になっている。ネットでは慰安婦問題に絡め“ブーメラン”などと揶揄する声が多いが、その異常さにうんざりする。作家の佐藤優氏が慰安婦問題について、『性と国家』(河出書房新社)でこう語っていたことを思い出した。「今ここでの日本人の姿勢を問われているわけだし、今ここでの日本の男の姿勢も問われているわけだし、程度の違いはあれど、韓国の男の姿勢も問われている」。問われているのは女性の人権の問題だ。
第382回(9/14~9/19発売号より)
1位「合流か残留か ジャニーズまでも秤にかける中居正広の『黒い影』」(「週刊女性」10月3日号)
2位「山下智久 石原さとみと“三十路のケジメ”」(「女性セブン」9月28日号)
3位「『ローラを守れ!』堺正章、桃井かおり大物が動き出した!」(「女性セブン」9月28日号)
今週の女性週刊誌3誌ともトップ特集はSMAPネタ。解散騒動勃発から1年9カ月、3人の独立が現実化してもなお、SMAPという国民的グループの区切りには決してならないようだ。なぜなら、もとは独立組ながら残留を選んだ中居正広の今後に、さらなる注目が集まっているから。
その中居問題をテーマにしているのが「週刊女性」だ。記事はさまざまな角度から中居の“今後”を検証しているが、しかし、かなり不可思議な記事でもある。
「週女」は中居のジャニーズにおける立場について“お客さま”であり“アンタッチャブル”だと指摘。そもそも中居の残留は、“裏切り”ではなく、 3人の芸能活動を担保し、1年後に合流するためだと言われていたが、それは“逆”だと解説するのだ。
「合流か残留かの選択肢を持っている彼は、ジャニーズをも秤にかける存在となっているのです」(芸能プロ幹部のコメント)
事務所としては、中居のために新規CMや番組のゴールデンタイム格上げなど必死に“接待”を行っているが、しかし決定権は中居にある。よって“事務所をも秤にかける”策士だと。記事ではそれを“暗躍”とさえ表現しているが、うーん、いまいち何を言いたいかわからない。だってどんな“暗躍”をしているのか、“どう秤にかけて”いるのかさえ、具体的には書かれていないから。
もともと独立組筆頭だった中居だが、今回は残留の意思を示した。そして今後の“残留”か“独立”を決めるのも中居自身だ。もちろん中居だけでなく、事務所や関係者のさまざまな事情、思惑があるのは当然だろうが、最終決定は中居。そんなことは当然のこと。ってことは、事務所は是が非でも、ずーーと中居を残しておきたい、ってことを言いたいのか?
いや、違いました。こんなまどろっこしい物言いを続けたのは、何もかもが「よくわからない」かららしい。記事には「I元マネージャーも元メンバーも把握できていない」「中居は“何を考えているのかわからない。本音を言わない”」などと言い訳のように書いているが、結局、中居の今後は“何もわからない”のだ。
その結論のため、手を変え、品を変え、いろんな検証をする。しかし、わからないものはわからない。いや、これは「週女」だけではない。どこのメディアも中居の今後について、あーたら、こーたら書き立てているが、はっきりしたことはどこも掴んでいない。いや中居自身もまだ、決めてないんじゃないの。だから誰もわからない。
そんな中居だが、きっと全てに筋を通すような、すごい決断をしてくれるに違いない。そしてその経緯を含め堂々と説明してくれるはずだ。そう期待して、その日を待ちたい。
「女性セブン」のスクープで熱愛が発覚した山下智久と石原さとみのビッグカップルだが、その「セブン」が今度は2人の破局をぶち上げた。なんでも、2人は仕事で多忙すぎて、すれ違いが続いた結果、「別れたんじゃないか」(2人を知る人物のコメント)と言われているのだとか。記事には、2人はこれまで何度もくっついたり別れたりしてきたものの、「今回はちょっと違うような」という意味深なコメントも。
しかし怪しい。記事では決定的な破局の詳細は何も書かれていないから。実際「セブン」報道後、芸能マスコミでも一部異論が出ていたが、記事を読むと実に怪しい。
というのも、「セブン」が “破局”のもう1つの理由として指摘しているのが “石原の結婚願望”だからだ。記事では30歳の石原は結婚願望が強いことを紹介する一方、返す刀で「山下さんとしては、結婚はまったく考えていないでしょう」なんて書いている。しかもご丁寧に、山下の方が石原にぞっこんだというこれまでの報道も否定、「そういうんじゃないんだけど」と山下が語ったとまで記述しているのだ。
別れさせたい願望がムンムンで、なんとも恣意的でもある。
相手がジャニーズだからな。石原も武井咲と同じく“でき婚”しかないかも。頑張れ。
2週間前の「女性自身」でローラが“芸能界の父”である堺正章の助言を無視したというネガティブ記事が掲載された。奴隷契約について事務所と協議を続けているローラを貶める非常に意図的な記事だと指摘したが、やはりそうだった。今回「セブン」が「自身」報道を否定している。「堺がローラを応援する姿勢は変わってない」と。それだけでなく堺は、ローラに桃井かおりを紹介、桃井もローラの力になってくれているという。事務所から不条理な扱いを受けるタレントに対し、力のある大御所たちが支援する。彼らには、事務所サイドに立ってタレントのネガティブ情報を書きたてる御用マスコミの防波堤にもなってほしい。