フジ『27時間テレビ』8.5%の惨敗! 「チャリティー番組よりマシ」「やる意味ない」と賛否両論
9月9日から10日にかけて放送された、『FNS27時間テレビ にほんのれきし』(フジテレビ系)の平均視聴率が8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。視聴者からは「予想以上に面白かった」と好評の声が上がったものの、「27時間テレビでやる理由がわからん」といった疑問の声も上がっている。
今年の『27時間テレビ』は、総合司会のビートたけしとキャプテンの関ジャニ∞・村上信五が、旧石器時代から現代まで“にほんのれきし博物館”を27時間かけて巡るといった内容。同放送では、バカリズムが脚本を手掛けたドラマや『ホンマでっか!?TV』『さんまのお笑い向上委員会』『関ジャニ∞クロニクル』といったフジテレビ系の人気番組とコラボし、日本の歴史を掘り下げるプログラムが放送された。
「昨年放送された『27時間テレビ』は、歴代最低平均視聴率となる7.7%。今年はその数字を0.8ポイント上回る結果になりました。通算31回目の放送となった今年の放送は、“収録済みのVTRが中心の番組構成”ということで、放送前は物議を醸していたのですが、視聴者からは『歴史詳しくないし、好きでもないけど楽しく見れた』『歴史嫌いだったけど、バラエティで面白おかしくやってくれたから興味が持てた!』と好評の声が続出。一方で、『収録したVTR流すなら、わざわざ『27時間テレビ』と謳う必要はない』『生じゃないなら、なぜ27時間やるのか意味不明』『収録だと思うと、やっぱり盛り上がりに欠ける』といった声も多く、賛否が分かれています」(芸能ライター)
収録中心の放送ということで、番組冒頭のコーナーには、8月下旬に亡くなったテレビ熊本の荒木恒竹アナウンサーがVTR出演するという一幕もあった。
「荒木アナは『27時間テレビ』の収録を終え、8月27日に熊本でニュース番組に出演した後に体調を崩し、同日中に大動脈解離で急死。テレビ熊本のアナウンサーとして32年間も活躍した荒木アナの訃報に、熊本市長や熊本出身の著名人、熊本県民からは多くの追悼が寄せられていました。今回の放送のエンディングにも荒木アナが笑っているシーンが流れ、『出演者の中で、地方局アナとして唯一映ってた荒木アナ。フジからの追悼か』との声が上がっています」(同)
また、日本テレビ系の『24時間テレビ』と比べる意見も少なくなかった。
「『個人的には「24時間テレビ」より、はるかに良かったように感じる』『某チャリティー風バラエティ番組よりは全然面白かったよ!』『何のためにやってるかわからないし、マンネリ化してる「24時間テレビ」とは比べられないほど、いい内容だった』といった声も。しかし、今年の『24時間テレビ』の平均視聴率は18.6%、瞬間最高視聴率は40.5%と、視聴率の面で『27時間テレビ』は惨敗しています」(同)
低視聴率番組を連発して苦しい状況が続くフジテレビだが、今回の『27時間テレビ』はおおむね好評の様子。来年以降も、従来のお笑い路線から舵を切った収録中心の内容になるのかもしれない。