芸能
ドラマは後味悪く終了

真木よう子を窮地に追いやった、『セシルのもくろみ』放送中の前代未聞“騒動”を振り返る

2017/09/08 19:27

 また、真木は同25日、広く一般から資金を調達するクラウドファンディングの専用サイト「CAMPFIRE」を利用してフォトマガジンを自主制作し、12月に開催される「コミックマーケット93」に参加することを表明。だが、自費出版が原則のコミケにおいて、800万円という高額の支援を求めたため、コミケファンから批判が噴出。同28日にコミケへの参加を撤回し、同30日にはフォトマガジン出版企画自体も中止した。

 さらに、真木は同29日に予定されていたドラマの撮影を体調不良でドタキャンし(同30日には参加)、ドラマが事実上打ち切りになったことが報道されるなど、大騒動に発展。真木は同29日にTwitterのアカウント名を「????騙された????」と変更し、非公開設定にした後、アカウント自体を削除した。同31日には、所属事務所FLYING BOX公式サイトで、「この度、私が起こしてしまいました事柄により、皆さま方に多大なるご迷惑とご心配をおかけしてしまいました。大変申し訳ございませんでした。どなたのせいでもなく、私自身の軽率さと、馬鹿さが原因だと猛省しております。よくよく自分を見つめ直し、反省し、出直したく改めてお詫び申し上げます。今後は原点に戻り、精進していく覚悟でございます」などと謝罪文を掲載する事態になったのだ。

「ドラマ自体は原作人気、企画、脚本、演出、キャスティングの問題がありますから、低視聴率でも、一概に真木を責めることはできません。ただ、真木が数字を持っていないことはハッキリしました。Twitterの開設はドラマの宣伝をするためで、『東京スポーツ』の報道には同情の声も聞かれます。ただ、コミケ騒動については、完全な空回り。“問題児”とのレッテルを貼られてしまっただけに、当面起用する局はないでしょうね。ゴールデン/プライム帯の連ドラ主演となると、もう難しいかもしれません。ただ、低視聴率は制作側にも多分に責任がありますし、フジはリベンジの機会を与えてあげるべきでは? 女優生命を絶たれることは、さすがにないでしょうが、しばらく干される可能性はありますね」(テレビ関係者)

 今年10月に公開される、新垣結衣&瑛太主演映画『ミックス。』、来年5月公開の役所広司主演『孤狼の血』に出演が決まっている真木だが、ドラマのオファーに関しては、騒動のほとぼりが冷めるまで、待つしかないだろう。
(田中七男)

最終更新:2017/09/08 19:27
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