ヤクザが好む「愛人顔」って、どんな顔? 橋本マナミよりあの人!
あとは、女子アナも人気がありました。壇蜜さんや橋本マナミさんのようなわかりやすい色気よりも、栩内さんの訳ありっぽい感じや、女子アナの才色兼備に惹かれるようです。
毎朝、朝食の支度や掃除をしながら、テレビでお気に入りの女子アナのファッションチェックをして盛り上がっていた刺青のバカ男子たちを思い出して、ひとりで笑ってしまいました。外見や経歴はアレですが、本当は無邪気で純粋なコが多かったですね。
ちなみにオットは、指は詰めさせませんでしたが、刺青は容認していました。「どうしてもしたければしてもいいが、一生の問題だからよく考えろ」と言っていましたね。今は彫師さんも医師法違反で取り締まられてしまう時代ですから、生きていたら何て言うかな、と思っています。
■若いデパ地下店員たちを一網打尽?
愛人はやはり多い方がステイタスということになりますが、それなりにお金もかかりますから、多くても4~5人程度だと思います。
だいぶ前ですが、ある大物親分の側近さんが、地元のデパートの若い店員さんを10人くらいカノジョにしていて、オットたちの間で話題になったことがありました。
以前は、親分衆が友好団体はもちろん警察やマスコミ各社にお中元やお歳暮を贈っていたんですよ。側近さんは、その手配をする時に知り合ったデパ地下の店員さんをナンパしていたんですね。側近さんはいわゆる渋い“オトナ男子”で、ちょっとコワモテだけど頼れそうなタイプ。何より「お得意様」ですから、入り立ての若い店員さんたちを「売り上げ向上」や「お小遣い」をエサにゲットしていたようです。
「お宅の店でもっと買ってあげるからデートしようよ」的な感じで誘って、ちょっといいレストランでごはんを食べたり、お小遣いをあげたりするんですね。それが露見したのは、側近さんの逮捕がきっかけでした。恐喝か何かの微罪でしたが、携帯電話に店員さんたちの個人の番号がたくさん入っていて、警察も「何じゃこりゃ?」となったそうです。
大物親分さんは「どうりで最近は、メシに誘っても『最近、食欲なくて……』と言ってたわけだ。毎日、違うオンナとデートしてんだよ、オレに内緒で!」と苦笑していました。今では考えられませんね。いい時代でした。