コラム
【THE 筆跡鑑定ファイル】
稲田朋美は「物事を気分で決める」、防衛大臣は“場違い”だった!【THE 筆跡鑑定ファイル】
2017/08/28 15:00
――メガネや網タイツなど、一見、こだわりがあるように見えましたが……。
牧野 稲田さんの「こだわりのなさ」は名字の「田」の字の接筆部(線が交わる部分)が閉じていたり開いていたりと一貫性がないことからもうかがえます。
防衛白書のサインは接筆部が閉じ、転折部(横から縦に折れ曲がるところ)が角ばっていますが、書籍へのサインは接筆部が大きく開き、転折部も丸く書かれています。ほかの画像でも数点確認していますが、稲田さんの「田」の接筆部は閉じていたり開いていたりとバラバラなんです。しかも、「田」をはじめ、四角い文字の下の接筆部(線が交わる左右の角)が開いているものが数多く見受けられます。これは詰めの甘さにつながります。防衛大臣としては必須の危機管理能力が不足しているといえるでしょう。
――その時の気分や、急いでいたなどの状況で、書き方が変わってしまうことはないのでしょうか?
牧野 同じ文字で、しかも書き続けているはずの「自分の名字の文字」でここまで変動することは珍しいです。
筆跡診断の経験から、こだわりが強い人は文字の形も固定していることが多く、特に書き慣れた自分の名前は開くなら開く、閉じるなら閉じると安定して出てくるものです。まれに接筆部が閉じたり大きく開いたりと混合型の人もいますが、それでも文字によって「閉じたり、開いたり」が決まっていることが多いです。文字と心はリンクしていますので、稲田さんはこだわり(例えば政治的信条など)があまりないのではないかと読み取ることができます。