「嵐はオワコン」と某プロデューサー談! 関ジャニ∞、バラエティ界でオファー殺到の裏事情
現在3本の冠レギュラー番組を抱え、ジャニーズの中でもトップクラスの人気を誇る関ジャニ∞。秋からは4本目の新番組『ペコジャニ∞!』(TBS系)がスタートすることで、ジャニーズ内での序列も変動しかねない状態だという。特に村上信五に関しては、「もはやジャニーズを代表するMCタレントといって差し支えない」(情報番組デスク)という声も出ているというが……。
グループとは別に、個人で『村上マヨネーズのツッコませて頂きます!』『村上信五とスポーツの神様たち』(ともにフジテレビ系)『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)『ありえへん∞世界』(テレビ東京系)と、複数の番組に出演中の村上。9月放送の『FNS27時間テレビ2017』(フジテレビ系)でもメインMC・ビートたけしとタッグを組み、アシスト役のキャプテンを務めるほか、さらに10月からは新番組『今夜、誕生!音楽チャンプ』(テレビ朝日系)でもMCを務めることが発表されている。
「以前から、縛りや注文の多い嵐よりも、関西ノリでバラエティ向きの関ジャニの番組を制作したいというテレビ局関係者は少なくありませんでした。しかしジャニーズサイドは、関ジャニ∞より嵐の優先順位を上に見ており、なかなか企画が通らなかった。特に1~2年前は、嵐のバラエティ番組の視聴率が目に見えて低下していた時期だったため、ジャニーズサイドは、『とにかく嵐の番組の建て直しが先』と希望していたんです」(テレビ局プロデューサー)
現在の嵐は、『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)『VS嵐』(フジテレビ系)と2つの看板番組を持っている。
「『嵐にしやがれ』は昨年1ケタ落ちする回も珍しくなかったですが、ジャニーズサイドからの要望で、今年4月から放送時間を土曜午後10時から9時に変更という大きなテコ入れを敢行。すると、最近では視聴率が12~13%で安定するようになりました。前の時間帯に放送中の『世界一受けたい授業』が高視聴率なので、その影響もあるでしょうね。こうして、嵐の視聴率問題が落ち着きを見せたところで、次第にジャニーズサイドも、関ジャニ∞のプッシュを目に見える形で行うようになったんです。とはいえ、ジャニーズの一方的なごり推しではなく、テレビ各局の反応もいいようで、出演オファーが殺到中だとか。SMAP解散騒動頃から、スキャンダル報道以外では特に盛り上がりを見せていない嵐より、業界内では関ジャニ∞への注目度が高まっており、『嵐はオワコン』といった空気すら漂いだしています」(同)
この変化は、SMAP解散、また香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎の退所による影響があるのではと見られている。
「やはりSMAP騒動を契機に、藤島ジュリー景子副社長が事務所の主導権を持ち始め、社内改革が行われていることが理由ではないでしょうか。近頃のジャニーズは、縦社会的なグループの序列よりも、いかに事務所全体の売り上げや実績を伸ばすかを重視するようになっていますからね。嵐は最近、映画やドラマに比重を置くようになっていることから、“バラエティ界は関ジャニ∞”と期待されているのでは。バラエティでさらなる人気を得られれば、嵐の前でくすぶり続けていた関ジャニ∞が、嵐と並ぶ、もしくは嵐を超える可能性もあると思われます」(同)
そんな関ジャニ∞だが、唯一の気がかりは「視聴率が追いついてこない可能性があること」(前出・デスク)。2011~15年放送の『関ジャニの仕分け∞』(テレビ朝日系)は、「視聴率低迷により打ち切りになった」とささやかれているだけに、『ペコジャニ』が大コケして、この勢いに陰りが差してしまわないことを祈りたいものだ。