極妻に多い職業は○○!? 顔は「綾瀬はるか」「岡本夏生」がヤクザに人気
今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。
■ヤクザと“なんとなく”結婚
「なんでヤクザと結婚したんですか?」
編集者さんからドストレートなご質問をいただきました。ボケてもよかったのですが、お仕事をいただいている以上、そうもいかず、正直に答えました。
「オットは、幼稚園から中学校まで同級生だったんですよ。中学から服装が不良っぽくなっていきましたが、卒業しても実家は近所で、親同士も知り合いだったので、道で会えばあいさつくらいはしていたんです」
「そこから結婚に至るって、どういうことなんですか?」
「なんとなく、ですかねえ」
「なんとなく……ですか」
編集者さんは腑に落ちない表情でしたが、本当になんとなく、という感じでしたね。高校を卒業してOLになって、しばらくして地元の駅前でバッタリ会って「なんとなく」食事に行って、その後も「なんとなく」つきあっていたんです。
今思えば、オットはカタギのオンナと結婚したかったのだと思います。そういうカタギに憧れるヤクザは多いんです。私は私で、決まりきったOL生活に飽きていたってこともありました。
最近は暴力団排除が厳しくなって、ヤクザと結婚したいと考える女性はまずいないと思いますが、昔はわりと結婚していた気がします。もちろん私の両親は怒って絶縁状態でしたが、孫が生まれたらおとなしくなりましたね。
■ヤクザにとって自慢の「極妻」とは
意外かもしれませんが、カタギ出身の極妻は少なくありません。看護師さんが比較的多いのですが、入院の時などにナンパしているからだと思います。あとは保険の外交員さん、事務所近くの小料理屋の若女将やスーパーの店員さん、会社の事務員さんなどもいらっしゃいました。用もないのに「近所だから」とせっせと通ってナンパしている光景はなんとなく微笑ましいですね。
ヤクザがカタギと結婚するのは、ある意味ステイタスと言えます。ヤクザが妻を自慢するのは、カタギ出身か、うんと年下の美女か、クラブや小料理屋の稼ぎのいい経営者、といったところですね。
中にはどこで知り合うのかファッションモデル出身とか、落ち目のタレントさんとかもいます。以前は芸能界とも関係が深かったので、知り合う機会もあったのかもしれませんね。びっくりするような有名人をカノジョにしているヤクザもいます。
ちなみにとってもきれいなモデルの姐さんがいたのですが、オットたちには不評で、「背の高い姐さん」と呼ばれていました。「美人」とか「モデル」はスルーなんですよ(笑)。そのご主人はガタイがよかったのですが、ヤクザは背が高くない人も多く、スラっとしたモデル系は、カノジョはともかく「嫁にする」というのは抵抗があるようでした。