『ひよっこ』23.7%最高視聴率更新! 記憶喪失の父・実と家族の再会に視聴者感涙
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(金曜日)お届けします!
『ひよっこ』(NHK総合/月~土、午前8時) 茨城県北西部の村に生まれたヒロイン・谷田部みね子(有村架純)が主人公。みね子が集団就職での上京を経て、様々な経験を積みながら自分の殻を破っていく姿を描いた成長物語だ。
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■8月5日(土)/108話~8月10日(木)/112話
みね子と記憶喪失の父・実(沢村一樹)の2人での生活が始まった108話。実はすずふり亭の人々やあかね荘の住人たちから歓迎を受ける。109話は奥茨城村でみね子の母・美代子(木村佳乃)らが母の会を開催する場面からスタート。一方、みね子の元には、実と共に暮らしていた女優・川本世津子(菅野美穂)から実の記憶喪失について書かれた手紙が送られてくる。現実を直視しないために記憶を失った可能性があるという実。もしかしたら、このまま記憶が戻らないかもしれないと知ったみね子は、ショックを受けるのだった。そして、視聴者は世津子からの手紙に注目。学校に行けなかったという世津子のひらがなだらけの手紙に「こういう細かいところまでこだわって、川本世津子という人を見せてくれるのがすごくうれしい」「ひらがなだらけだけど、一文字ずつ丁寧に思いを込めて書いたのがわかる」「世津子さんの文字一つで作品へのこだわりが読み取れて素晴らしい」と絶賛の声が上がっていた。
110話では、奥茨城村が田植えの季節に。そんな中、実がみね子に奥茨城村へ帰ってみたいと申し出る。実とともに奥茨城村に帰りたいが、人手不足の中、店を休むのは申し訳ないと悩むみね子。しかし、店主の鈴子(宮本信子)も料理長の省吾(佐々木蔵之介)も「大切な仲間のためだから」と快く送り出すのだった。
実が奥茨城村に帰る様子が描かれた111話。奥茨城村の人々や家族たちは、記憶を失った実を温かく迎え入れる。実と家族との再会が描かれた同話には、視聴者も「古谷一行演じるおじいちゃんの表情が全てを語っていた。素晴らしい」「普通でいようとしながらもずっと涙目な美代子さんの様子に胸がつまる」「みね子の弟が実に抱きついた時に、ああ~~実さん帰ってきて良かったねって涙腺が崩壊した」と思わず涙したよう。
112話では、奥茨城村の家で家族とともに過ごす実の姿が描かれた。実はまだぎこちないながらも、家族と親交を深めていく。そしてついに、田植えの朝に。外は大雨だが、みね子たちは田植えのための準備を始める。
放送スタート時は平均視聴率が20%に届かず苦戦していた同作だが、8日放送の110話では同作の最高視聴率となる23.7%を獲得。9日に放送された111話までに18回連続で平均視聴率が20%を超えるなど、クライマックスに向けて関心が高まっている。これからの展開とともに、視聴率をどこまで伸ばしていくのかにも要注目だ。