武井咲『黒革の手帖』、大物俳優・江口洋介が「ミスキャスト」と叩かれる理由
8月10日午後9時から第4話が放送される武井咲主演の『黒革の手帖』(テレビ朝日系)。視聴率は初回が11.7%、第2話が12.3%、第3話が10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好調を維持している。
派遣先の銀行から横領した1億8000万円をもとに、銀座にクラブ「カルネ」をオープンした原口元子(武井咲)。第3話では、当時派遣先の銀行で次長を務めていた村井亨(滝藤賢一)がカルネに押しかけてくる。村井によると、当時の支店長は異動になり精神的に疲労して入院中。村井も年収が3分の2になり出世コースを外れたとのこと。村井は元子に対して怒りを爆発させ、100万円を貸すように迫る。
元子はそれを断ったものの、後日、村井から支店長が死んだとの連絡が。村井は営業後のカルネを訪れ、ネクタイで元子の首を締め上げる。これを助けたのが、議員秘書・安島富夫(江口洋介)だった。
「ストーリー自体は好評なのですが、あるシーンが視聴者の間で物議を醸しました。第3話で元子は、村井とホステス・山田波子(仲里依紗)に追い回され、挙句の果てに刺されてしまう……という夢を見たのですが、実はこれ、第2話終了後に次回予告として使用されていたシーンだったんです。視聴者はその予告が流れるや否や、『元子が刺される!』『次週はヤバい!』などと大盛り上がりしていただけに、“夢オチ”とわかって、かなりがっかりしたようです」(同)
ネット上では、「夢を予告で使うのずるい」「なんか萎えちゃった」などと冷めた声が飛び交っている。
「また、第3話は、元子と安島の距離が縮まる回だったのですが、第1話から続いている、『江口はミスキャスト』との指摘が、さらに強まりました。今年24歳になる武井と、50歳になる江口の恋は、『水商売の世界だとしても、さすがに現実的じゃない』と言われています。2004年放送の米倉涼子主演『黒革の手帖』では、安島役が仲村トオルで、2人の年齢差は10歳でした。そのため、江口ではなく、『39歳の小泉孝太郎や、40歳の長谷川博己あたりが良かった』という声が多く聞かれます」(同)
第4話では、銀座のクラブの最高峰である「ルダン」が売りに出されると耳にした元子が、その店舗を是非とも手に入れたいと考える。そこで売り値の3億円を作るために、黒革の手帖をめくりながら、次なる一手に思いを巡らせるという展開になるという。
そんな中、元子は上星ゼミナールの理事長・橋田常雄(高嶋政伸)から1泊2日の温泉旅行に誘われる。安島と元子の仲を疑う橋田は、
「次週は元子と安島の距離がさらに近づきそうなため、視聴者の江口への不満が強まる可能性が。橋田役の高嶋に対しても『変態にしか見えない』と否定的な声が少なくありません。武井が前評判を覆す貫禄ある演技を見せているだけに、男性キャストへの批判は、もったいないですね」(同)
第4話から第2章に入るという『黒革の手帖』。ストーリーとともに、視聴率推移からも目が離せそうにない。