『やすらぎの郷』が後番組『トットちゃん!』の番宣に? 清野菜名が黒柳徹子役で出演決定
ニッポンのお茶の間をわかし続ける“昼ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(木曜日)お届けします!
『やすらぎの郷』(テレビ朝日/月~金、昼12時30分) テレビ業界人専用の老人ホーム「やすらぎの郷 La Strada」を舞台に、家族、財産(遺産)、過去の栄光、恋、死への恐怖、芸術への心残り……、さまざまな思いを抱える老人たちと、彼らに翻弄される脚本家・菊村栄(石坂浩二)の姿を描く物語。
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■7月27日(木)/84話~8月2日(水)/88話
84話では、栄が昔夢中になった女優・安西直美の孫アザミ(清野菜名)との初対面を、お嬢こと冴子(浅丘ルリ子)やマヤ(加賀まりこ)たちに邪魔されがっかりと肩を落とす。しかし凉子(野際陽子)の計らいによって2人は、人里離れた小料理屋「山家」でゆっくりとした時間を過ごすことになるのだった。そこで栄はアザミから、執筆中のシナリオを読んでほしいと手渡される。
視聴者からは6月に亡くなった野際の出演シーンに「ドラマ見るたびに野際さん探しちゃうし、凛と芝居をするその姿に涙腺が緩む」「老いや死を扱った同作で、野際さんが魅せる全てが私たちに何かを伝えようとしている気がする」と反響の声が。『やすらぎの郷』公式サイトにある掲示板には今も、野際の死を惜しむコメントが演技への絶賛の声とともに寄せられている。
お嬢やマヤたちとバー・カサブランカで会談する場面からスタートした85話。自室に戻った栄はアザミのシナリオを読み始める。それは東日本大震災に巻き込まれた祖母と孫の物語で、津波の中で孫が祖母の手を離してしまったと後悔している様子が綴られていた。
86話では、日本芸能史を連載中のルポライター・立木公次郎(きたろう)が、戦死した映画監督・千坂浩二監督の話を聞くために姫こと九条摂子(八千草薫)を訪ねてくる。立木の取材に応じた姫が、生まれ育った京都における若き日の映画人との交流を生き生きと話す、87話。しかし、内容が千坂監督のことになると様子が一変。太平洋戦争中に千坂監督が撮影したという国策映像を見た姫は、栄が見てわかるほどに震え始める。栄はそんな姫の手を握るのだが、姫はその手を振り払い、席を立ってしまう。
88話では、姫が去って取り残された栄たちのもとに、立木の古くからの知り合いであるマヤが訪れる。姫が席を立つ原因を作った千坂監督の映像には、軍の命令下で撮影された戦意高揚を促す戦闘シーンに続き、唐突に京都の情景と姫らしき少女の姿が。そんな中、栄はふいに握った姫の手のことを思い出し、震災の津波の中で手を離したのはアザミではなく、アザミの祖母・直美だったのではないかと思いを巡らすのだった。
8月1日には、同作にアザミ役で出演している清野が10月から同枠でスタートする昼の帯ドラマ第2弾『トットちゃん!』で黒柳徹子役を演じることも発表された。これには視聴者から「あざとかわいいアザミちゃんが次はトットちゃんだと!?」「めちゃくちゃ大出世!」「そんなことあるんだ。『やすらぎの郷』出演がまるで番宣だな」と驚きの声が続出。同作の放送も残り約2カ月となり、いったいどのような結末へと向かっていくのだろう。