Fワード連発でファンに喜ばれるサミュエル・L・ジャクソン、同情されるクリス・ジェリコ
先月31日、名脇役のサミュエル・L・ジャクソンがロサンゼルスで、WWE人気レスラーのクリス・ジェリコがニューヨークで、それぞれファンに向かってFワードを発している姿を捉えた映像が流出した。2人共サービス精神旺盛なことで知られているが、今回の流出映像にサミュエルのファンは大喜び、クリスのファンは同情しており、対照的な事態になっている。
2つの映像を公開したのは、大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」。サミュエルのほうは7月30日にロサンゼルス国際空港でパパラッチが撮影したもの。クリスのほうは28日にニューヨークのアーヴィン・プラザの外でその場に居合わせた人が撮影したものと見られている。
サミュエルはもともと、Fワードが似合いすぎる人物として知られている。大手オンラインメディア「ハフィントンポスト」は2014年、彼について「これまで出演した27作の映画の中で、171回も放送禁止用語の『マザーファッカー』という汚い台詞を言った名脇役」という記事を掲載した。役柄だけでなく、ツイッターでもナチュラルにFワードを投下しまくっており、「口が悪い上に皮肉屋で毒舌だけど、憎めない奴」として多くのファンから愛されている。
そんなサミュエルが先月30日、ロサンゼルス国際空港に到着して車を降りたところを囲まれ、サイン責めにあった。これは彼のファンというよりはセレブ好きな人たちで、もらったサインをオークションサイトに出品して金を稼ぐ輩もたくさん混じっている。
「TMZ」が公開した映像には、差し出された自分の写真などにサミュエルが快くサインする姿が映っている。迷惑そうなそぶりも見せず、「Like you give a fuck?(おまえさん、別にどうでもいいって思ってるだろ?)」と軽口をたたき、周囲の人たちから「待ってました!」と言わんばかりのうれしそうな笑い声が上がる。
セレブのサインをオークションサイトに出品する輩たちは、珍しいものにサインをしてもらったほうが高値で売れるため、バスケットボールや野球ボールといった妙なものまで差し出す。サミュエルは、彼らが自分がサインしたものをどうするのか知っているのだろう。たまらなくなったのか、「こんなマザーファッキングなもの、全部はサインしねぇぞ!」と言い放ったのだ。
「マザーファッキング」と最上級に屈辱的な言葉をかけられて、輩たちはまたもや大喜び。サミュエルも、そうは言ったものの紳士的にサインをし続けている。取り囲んでいたパパラッチから「今までサインした中で一番変なものは?」と聞かれると、「デカパイ(tiddies/大きいおっぱいを意味するスラング)」と即答するサービスっぷりで、またもや爆笑が上がった。
このサミュエルの映像にネット上も、「お変わりないようで何より」「元気をもらえた」と大盛り上がり。来年で70歳になるサミュエルが、これからも元気にFワードを発し続けることを祈る人が続出した。