高畑充希『過保護のカホコ』視聴者の「カホコ人気」急上昇の理由は?
8月2日午後10時から、『過保護のカホコ』(日本テレビ系)第4話が放送される。7月26日放送の第3話では、カホコの恋愛模様が描かれ、「イラつく」と不評だったカホコを応援する視聴者が続出。視聴率もこれまでで最高の12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。
何から何まで親に頼りっきりで生きてきた、“史上最強の箱入り娘”カホコ(高畑充希)。第2話でカホコは、プロのチェリストを目指していたものの、病気によってその夢が絶たれてしまった従姉妹のイト(久保田紗友)から、つらい言葉を投げかけられ、ひどく落ち込む。しかし大学の同級生・麦野初(竹内涼真)に慰められ、初へ恋心を抱くことに。しかし第3話でカホコは、母の泉(黒木瞳)に初と会うことを禁止されてしまう。それでも、自分の気持ちに正直に従って、大学にいる初へ会いに行き、携帯番号をゲットするのだった。
「カホコは教室から出た直後、扉の前で初に電話をかけるのですが、視聴者からはこのシーンが『うれしさを爆発させていて可愛すぎ』『最初はムカつく女だとしか思わなかったけど、どんどんカホコのことが好きになってる』などと大好評。恋に邁進し、泉の“支配”から逃れようとするカホコを応援する視聴者が、どんどん増えているようです。また、そういった変化を演技に反映する高畑自身も『芸達者』と評判を呼んでいます」(芸能ライター)
そんな中、泉とその親戚への反発は強まっている。
「イトの母である節(西尾まり)が、夫の厚司(夙川アトム)から、『なんでもっと早く気が付かなかったの? イトの病気のこと。看護師の癖に』と激怒されるというシーンがあったのですが、泉が節に『大事なのはこれからだよ』『子どもがつらい目にあった時、乗り越えられるのは親の愛情次第なんだから』などと、説教をしだすと、視聴者は『お前が言うな』と猛ブーイング。さらにイトの両親にも、『なんでこのタイミングで喧嘩するわけ?』『イトがかわいそう』といった声が上がりました。親たちの“歪み”が炙りだされる展開だけに、こうした視聴者の反応は、制作側の意図通りでしょう」(同)
第3話のラストシーンで、カホコは初と会っていたことを、泉に知られてしまう。泉は、カホコが買った服を持ち出して、「これ何? 今までこんな服買ったことなかったよね? 彼の趣味に合わせようとしたの?」などと詮索を始めるのだが、カホコはついに怒りが爆発し、家を飛び出す……という展開が描かれた。
次回予告では、「ここは俺の家だ! 俺はもうヤダ疲れた!」と怒鳴る父・正高(時任三郎)の声と、驚くカホコの顔がクローズアップされていた。さらには、カホコが初に告白し、振られるというストーリーになるという。
「正高の“大爆発”は、視聴者からも『そりゃ、あの母娘のバトルを見ていたら、そうもなるよね……』などと同情されています。泉とカホコの関係性の変化に、正高がどう関わってくるのかも見もの。一方のカホコですが、『恋をしてから可愛い』と評判なだけに、失恋後、彼女が一体どうなってしまうのか、関心を持っている視聴者も多いようです」(同)
第4話も引き続き視聴率アップとなるかは、カホコの恋愛事情の描かれ方にかかっているかもしれない。