ジャニーズ退所まで1カ月半……草なぎ異例の「連載継続」発表、稲垣&香取の今後は?
9月8日を目処にジャニーズ事務所を退所する元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾。今後の仕事に関心が高まる中、草なぎの雑誌連載やテレビのレギュラー番組が継続の方向であることがわかった。明るい兆しが見え、ファンから歓喜の声が続出している。
稲垣は現在、テレビのレギュラーでは2011年スタートのバラエティ『ゴロウ・デラックス』(TBS系)に出演中。毎週1冊の本を取り上げる内容に、本好きの視聴者からは「良質な番組」と高い評価を受けているが、TBSは7月5日に行った定例会見で10月の改編について「現段階でまだ決まっていることはありません」と言及した。また、稲垣のラジオ『編集長 稲垣吾郎』をオンエアーしている文化放送側も、7月18日の定例会見において、10月以降の継続は未定だと説明。長谷川実編成局長は「皆さんと一番いい形を探している」と話した上で、「本人が全部決めるわけではないと思うが、いろんな次の形が決まってくることと関係する」と、新たな所属事務所やマネジメント先との調整が必要である可能性を示唆した。
「デイリースポーツの取材によれば、草なぎ&香取の2人がパーソナリティを務めるラジオ『ShinTsuyo POWER SPLASH』を放送中のbayfmは、6月20日の時点で『続けるか続けないかは白紙です』と回答。昨年のSMAP解散発表以降は、リスナーから常に番組の存続を求める声が寄せられていたそうですが、退所発表を受けて『普段の2倍』のお便りが届いたとか。また、香取の『SmaSTATION!!』と草なぎが出演する『「ぷっ」すま』を放送中のテレビ朝日は、7月4日の定例会見で『10月改編については検討中。ご報告できる段階にない』とコメントしていました」(ジャニーズに詳しい記者)
香取のもう1つのレギュラー『おじゃMAP!!』を放送しているフジテレビの宮内正喜新社長は、同7日の定例会見で「10月改編は調整中」と、発言。出演者は番組に「ふさわしいか」をポイントにキャスティングしているため、「事務所をやめることは影響しない」と話していたという。香取本人は19日の放送で芸能界引退や画家転身説、留学説を否定しながら、「『おじゃMAP!!』で、いろんなとこ行って遊びたいよね」などと、今後も番組を続けたい意思を表明した。
現在のところ唯一の朗報は、草なぎがナレーションを務めている『ブラタモリ』(NHK)だ。同番組は草なぎとプライベートでも親交のあるタレント・タモリの人気お散歩番組だが、NHK側は6月21日の会見で「制作サイドとしてはこれまで通り、草なぎさんにはナレーションをお願いする予定です」と明言。しかし、木田幸紀放送総局長は「番組のコンセプトをいじるということを現場からまだ聞いているわけではありませんので、現時点ではこのままお願いする予定だということです」とも話しており、企画内容の変更がない限りは、9月以降も草なぎを起用する方針なのだろう。
さらに、草なぎの仕事をめぐっては、「月刊ザテレビジョン」(KADOKAWA)で連載している「草なぎ剛のお気楽大好き!」の継続が正式に発表された。同誌の2017年9月号(7月24日発売)では、連載ページの後に「『草なぎ剛のお気楽大好き!』に関するお知らせ」と題し、高野聖一編集長の署名入りの告知が1ページにわたって掲載されている。
「『お気楽大好き!』は、スタートから21年を迎えた長期連載になりました。特に最近は、読者からの手紙やメールで『9月以降も連載の継続を希望されるお便り』が増えたといい、編集部もその熱量に心を打たれたとのこと。同誌は『そしてこのたび、草なぎさんに連載の継続を依頼し、待ってくれている方々がいるなら喜んで続けたいという草なぎさんの思いを、ファンの皆さんを代表して、受け取らせていただきました。また、関係各所からも、連載継続に関して快く了解いただきました』と説明し、今後も連載を続けると報告しました。表紙にも草なぎの写真とともに『これからも変わらずついてきてね!』とのメッセージを掲載しています」(同)
稲垣は女性誌「an・an」(マガジンハウス)で映画の連載を担当し、香取も男性向けライフスタイル誌「Safari」(日之出出版)でファッション関連の連載を持っているが、いずれも9月以降の動向は判明していない。しかし、ファンは草なぎ関連の発表を受け、「『お気楽大好き!』継続うれしい。わざわざ1ページ使ってお知らせしてくれた月ジョンさん、ありがとうございます」「『ブラタモリ』のナレーションと『お気楽』継続がいい流れを作ってくれればと、心の底から願ってる」「連載継続が3人にいい流れを作ってくれたらいいな」と、前向きに捉えているようだ。
3人のジャニーズ退所まで残り1カ月半となったが、秋になってもレギュラーの仕事を死守できるのだろうか。