中居正広、『ミになる図書館』放送回数“激減”の裏事情……テレ朝が「打ち切れない」ワケ
今年4月の番組リニューアル後、視聴率不振が続く『中居正広のミになる図書館』(テレビ朝日系)。毎週月曜日の午後8時放送でスタートしたものの、6月、7月ともに放送回数は1回、また次回放送が8月中旬と「月1番組」となっており、ネット上では、「打ち切り濃厚」とささやかれている。果たして番組の今後は?
深夜の高視聴率番組だった『ミになる』だが、4月よりゴールデンに進出し、“生番組”へとリニューアル。ところが、一発目から平均視聴率7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と深夜帯以下の数字を記録し、直近でも6月12日に5.7%、7月3日も6.2%と悲惨な結果となっている。
「同時期に、同局の月曜午後7時からは、KAT‐TUN・中丸雄一MCの『世界ルーツ探検隊』がスタートし、当初は、同番組と『ミになる』の2時間スペシャルが、隔週で交互に放送されていました。しかし、『世界ルーツ探検隊』も5%台を連発し、6月6日放送は4.5%と、『ミになる』以下の水準で、放送回数が激減。同局月曜午後9時放送の人気番組『Qさま!!』のスペシャルに、両番組が潰されることもありました。そもそも月曜ゴールデンは、『有吉ゼミ』(日本テレビ系)や『ネプリーグ』(フジテレビ系)など裏番組が強力なので、数字を取りにくいのでしょう」(テレビ局関係者)
放送回数の減少は、「赤字を出すことを避けるため」(同)だといい、このような状況が続くのであれば、打ち切りは時間の問題のような気もするが……。
「制作サイドとしては、この視聴率推移は予想外だったでしょう。ただ、即刻打ち切りはないと思われます。『ミになる』は、テレ朝が中居との“一蓮托生”に賭けたという背景から、簡単に打ち切れる番組ではないのです」(同)
SMAP解散騒動が勃発して以降、業界内外で「中居はジャニーズ事務所を退所するだろう」とささやかれていたが、『ミになる』の生放送化が発表されたことをきっかけに、「残留が確定した」といわれるようになった。
「リニューアル後でも、中居がジャニーズを辞めることになれば、番組の打ち切りは免れられない。つまり、番組打ち切りの危機が少なからず残された状態で、テレ朝はリニューアルを決行したんです。それを視聴率不振といって、早々に打ち切るのは体裁が悪いため、延命のような措置が続いているのでは。放送時間帯変更、生放送の撤廃、企画の見直しなど、いくらでもテコ入れができる状況だけに、さらなるリニューアルが施されることでしょうね」(芸能プロ関係者)
中居本人としても複雑な心境だろうが、視聴率アップに期待したいところだ。