カルチャー
脇坂英理子さんインタビュー

「年収5,000万円、ホストで豪遊」の“タレント女医”脇坂英理子、執行猶予中の今を直撃!

2017/07/28 15:00

――ちなみに、芸能界では何かの騒動後、セクシー女優に転身する女性タレントも少なくないですが、AVからのオファーもあったりしました?

脇坂 拘置所から戻って最初に来た依頼はAVでした。目ざといですよね。でも、私は3年後に医師として復帰するので、当然断りました。今回のことで家族や身近な人たちに迷惑をかけたので、恩返しするとしたら、まずは自分が立ち直った姿を見せることだろうと思ったんですね。それでライターを始めて、SNSを再開したら、励ましの声を多くいただいたので、一歩踏み出してよかったなって。

――それにしても、なぜライターの仕事を始められたのですか?

脇坂 家に戻って半年くらいは、完全にニートだったんです。人間不信で何も手につかず、まともに仕事ができる状態じゃなかった。今年の2月頃に、友達から「書くことが得意なんだから、在宅ライターをしたら?」と提案されて、身分を隠してクラウドワーキングの会社に登録したんです。そうしたら、記事を書いたサイト内のランキングがどんどん上がっちゃって、某女性週刊誌に見つかってしまった。仕方ないので、個人的に仕事を受注するようになり、現在に至ります。

 今はウェブでもニセ情報があふれ返っていますよね。私には医師の肩書もありますし、美容の知識もあるので、女性がありのままで美しくいられるように、体質改善やライフスタイルの提案ができればいいなと思っています。

――脇坂さんといえばホストクラブですが、現在も通われているのでしょうか?

脇坂 テレビは、事実を500倍くらい盛ってるんです。そもそも私は自分のことを芸能人だと思ったことはないし、「メディアに出る医師」だと自負しています。某医師みたいに「医師免許を持ってるタレントさん」の逆です。でも、サービス精神ゆえに、求められると応えてしまって、だいぶイメージは悪くなりました。ホストクラブについても、間違った報道が多々ありましたよ。今は、ホストクラブにほとんど行きません。付き合いが長くて仲の良いホストの誕生日には顔を出しますけど、毎晩朝まで飲まないと気が済まないなんてことはなくなりました。憑き物が落ちた感じはあります。

――事件が良い方向に作用した面もあるんですね。

脇坂 そうですね。周囲からたくさんの人が去ったけれど、大事な人は残ってくれました。性格も良くなったと思いますよ。これまでは挫折知らずだったので、一度折れたら終わりだと恐れていました。でも、自分に隠れた生命力があると気づいたし、物事の裏に隠れている真実を見極める力もつきました。

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