フジ『セシルのもくろみ』がテレ東以下、月9は3年ぶり好記録! 7月期ドラマ初回ランク
7月期の民放連続ドラマ(午後8~10時台)が初回放送を迎え、視聴率ランキングでは山下智久主演の月9ドラマ『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)が、首位に輝いた。人気の医療ドラマの続編だけに、初回は16.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を獲得。2位の上川隆也主演『遺留捜査』(テレビ朝日系)がマークした13.1%を大きく上回り、“月9ブランド”復調の兆しを見せている。初回で15%以上を記録したのは、2014年10月期の『信長協奏曲』(15.8%)以来だという。第2話も15.6%を記録し、2週連続15%超えを果たしている。
2008年7~9月に放送された『コード・ブルー』は救急医療を行うヘリコプター、ドクターヘリをテーマにした作品で、翌年のスペシャルドラマを経て10年1月期に再び連ドラで復活。7年振りの続編も山下、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介らメインキャストが出演し、今回から新たに新木優子、成田凌、Hey!Say!JUMP・有岡大貴らが加わった。
しかし、初回放送前の7月14日には、新キャストの成田&新木に対して、同作のファンから批判が続出する騒動が勃発。成田がインスタグラムに「向きは違っても、顔は同じ」「作:演 あらきゆうこ」として、『コード・ブルー』のポスターに映るメイン出演者5人の顔を、全て自身の顔に変えた合成画像をアップしたのだ。ネット上では「不愉快。先輩が築いてきたドラマなのに……なぜこんなことができるのかわかりません」「成田凌と新木優子嫌い……おふざけでもやってほしくなかった」と、ファンの怒りが爆発。成田は投稿を削除するも、ドラマ終了時まで、また炎上騒ぎを起こさぬよう、配慮ある言動に期待したい。
2位の『遺留捜査』は11年スタートの人気刑事ドラマ。第4シリーズでは上川演じる主人公・糸村聡が警視庁月島中央署から京都府警に赴任し、栗山千明、段田安則、戸田恵子、永井大が新加入した。舞台とキャストの変更はあるものの、今期も安定した数字が予想されている。
ベスト3に入ったのはお笑い芸人・渡辺直美が主演の『カンナさーん!』(TBS系)。「YOU」(集英社)で01年~07年まで連載された深谷かほるによる漫画が原作で、渡辺は夫(要潤)の不倫が発覚するも、超ポジティブに生きる1児のママ・鈴木カンナを演じている。昨秋から『逃げるは恥だが役に立つ』『カルテット』『あなたのことはそれほど』と話題作がズラリと並んだTBS火曜午後10時枠での放送だが、初回はこの3作の初回視聴率を上回り、12.0%を記録した。