船越さんには「絶倫粉」を! 精力剤のパイオニア「あかひげ薬局」、知られざる実態に迫る
性にまつわるアイテムの販売がカジュアルになった昨今。しかし、それよりずっと以前、昭和62年から「男女精力百貨店」として、この道を切り開いてきたパイオニアが、「あかひげ薬局」だ。「精力剤」「強精剤」「早漏」「不感症」といった刺激的なワードが掲げられた同店を、街中で見かけて気になっている人も多いだろう。そんな「あかひげ薬局」の実態を知るべく、今回、横浜店の店長・佐藤慎一氏に、同店の取り組みをはじめ、話題の船越英一郎氏の夜事情について助言をいただいてきた。
■女性客は2割、その来店目的
――あかひげ薬局は「男女精力剤専門店」とありますが、どうしても男性のイメージが強い印象です。女性客はどのくらいでしょうか?
佐藤慎一氏(以下、佐藤) 大体2割くらいですね。店頭以外にもネットや電話でも商品に関する相談を受け付けておりますが、ネット、電話だとより女性比率が上がりますね。
――女性2割は、意外と多いですね。
佐藤 ご本人の、というだけでなく「妊活中で、旦那さんに頑張ってほしい」という奥様からのご相談が多いんです。さまざまな年代の方がいらっしゃいますが、特に男性ですと40~50代、女性だと30代の方が多いですね。
――あかひげ薬局では男女双方に向け「強壮剤」「強精剤」のほか、男性に向けては「勃起剤」が販売されていますが、それぞれの違いを教えてください。
佐藤 強壮剤は体を強くする滋養強壮効果が期待でき、強精剤は男性ホルモン、女性ホルモンです。勃起剤は神経に働く薬で劇薬指定になっています。勃起剤であるバイアグラは日本では処方箋薬です。あかひげ薬局でも処方していますので、病院の処方箋をお持ちいただければ、バイアグラをお渡しします。
■船越氏にバイアグラよりお勧めしたい「絶倫粉」とは
――松居一代さんの動画の中では、バイアグラを服用した船越さんが“心臓を押さえて叫んだ”とありますね。バイアグラには、どのような副作用があるのでしょうか。
佐藤 頭が痛くなる、胸が苦しくなる、動悸がきつくなる、などですね。なお、日本だとバイアグラの処方は1回に50mgまでです。海外だと体が大きい人が多いので、100mgというところもありますね。
――松居さんは、船越さんが100mgを使っていた、と言っています。
佐藤 ですので、船越さんは海外から輸入されていたのかもしれません。海外からバイアグラをはじめとした医薬品を個人輸入したり、輸入を代行する業者は増えましたが、やはり日本製に比べ品質に不安があります。日本では、そもそも医師の診断がないと処方することのできない医療用医薬品ですし、体に入れるものです。船越さんには、日本製のものを、日本で購入することをお勧めしたいですね。
――バイアグラに代わって、あかひげ薬局でお勧めの商品はありますか?
佐藤 看板商品「絶倫粉(ぜつりんふん)」です。バイアグラは「勃起剤」で、絶倫粉は健康食品ですが、30年以上お使いになっている方もいる当社のベストセラー商品です。「ジワジワくる」と評判の商品です。
――あかひげ薬局の主力商品が「勃起剤」でなく、「健康食品」というのはちょっと意外です。
佐藤 どうしても、直接的な効果を求めバイアグラのような「勃起剤」に目がいってしまいがちなんですよね。一時的であれば勃起剤も有効です。ですが、遠回りに見えても、体の元気をきちんと作っていった方が結局、充実した性生活にもつながっていくんです。私も絶倫粉を毎日飲んでいますが、「男の力」がつくだけでなく体の調子も良く、お酒の抜けもいいですよ。
なお、健康食品や強壮剤は男性、女性どちらも使えます。また、強精剤(ホルモン含有)はストレスから更年期のような症状(イライラする、やる気が出ない)になってしまう男性と女性、近頃は30代前半の若い方もいますが、そういった不調にもお勧めですね。
――絶倫粉の成分は自然成分なのでしょうか?
佐藤 はい。動物の肝(きも)などもありますし、あとは古来から有名な毒蛇系やすっぽんなどですね。毒をもった生物、マムシやハブは精力にいいとは昔から言われていますよね。また、オットセイの成分が入った商品も多数そろえています。オットセイは雄一匹でハーレムを作りますから。
――ホームページを見ると日本語のほか英・中・韓国語にも対応とワールドワイドですが、海外からの方も多いのでしょうか?
佐藤 中国、韓国の方は多いですね。中国ですと国内ではネットで規制がかかって見られないはずなのですが、情報を持ってらっしゃいます。マムシや毒蛇、生薬といえば、中国の方が本場のイメージですが、日本ブランドは強いようで、漢方薬でも信頼できる日本製をお求めになられるくらいです。少し前はいわゆる「爆買い」でいらっしゃる方も多かったですよ。
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この取材は、あかひげ薬局横浜店の奥で行っていたが、取材が終わった際、男性客が来店していた。佐藤店長は男性客と取材班(女性2人)が鉢合わせにならないように気を配り動いていて、そのホスピタリティに感銘を受けたことも伝えておきたい。
(石徹白未亜)