菅田将暉、小栗旬、綾野剛は「雰囲気イケメン」なのか? 「自意識の影響も」とDr.高須談
【第43回】「高須幹弥センセイ、“雰囲気イケメン”の定義を教えてください」
よくよく顔を見れば、決してイケメンではないのに、なぜかイケメンとしてもてはやされている男性芸能人は少なくない。そんな「雰囲気イケメン」として、ネット上では、綾野剛、松山ケンイチ、小栗旬、菅田将暉、森山未來の名がよく挙げられている。果たしてこの5人はイケメンなのか? それともやっぱり、雰囲気イケメン!? 高須クリニック名古屋院・院長の高須幹弥先生、5人のイケメンジャッジをお願いします!
■小栗旬は、イケメン自意識が高すぎる
ネット上で「雰囲気イケメン」とされる5人の中で、小栗旬さんは正真正銘のイケメンだと思います。パーツの形や位置関係などはバランスが良く、輪郭もきれいで、大きな欠点が見当たりません。強いて言えば、目が奥二重で小さめなのが残念なくらい。
それでも「雰囲気イケメン」といわれてしまうのは、おそらく、本来のイケメン度と、小栗さんご自身が思っているイケメン度にギャップがあるからではないでしょうか。小栗さんは、自信に満ち溢れていて、ちょっととっつきにくい雰囲気もあるのですが、彼のそういった“イケメンオーラ”が、実際のイケメン度を上回ってしまっているため、周囲には「雰囲気イケメン」と受け取られてしまうのだと思います。
ほかの4人も、イケメン然とした言動を取ったり、事務所にイケメン前提で売り出されていることが原因で、実際の顔面偏差値との温度差が生まれ、「雰囲気イケメン」と認定されてしまっているように感じます。
■森山未來のイケメン度は5割り増し
では次いで、ほかの4人も見ていきましょう。
綾野剛さんも自信に満ち溢れたイケメンオーラが強い方ですね。顔もいわゆる“塩顔男子”です。とはいえ、目は奥二重で細く、目と眉の距離が長いんです。鼻も大きく、小鼻が横に広がっている上、口元も出ているので、さほどイケメンではありません。
松山ケンイチさんは、パーツ一つひとつの形は悪くないのですが、顔が大きいわりに目が小さい。輪郭も面長でちょっと馬面なので、イケメンの部類ではありませんね。ただ、松山さんは自信に満ち溢れた感じや、とっつきにくい印象がないので、イケメンであるという自意識はあまりないのかもしれません。演技力で知名度を上げていったことで、役柄などのイメージとビジュアルに差が出て、「雰囲気イケメン」と捉えられてしまったのでしょう。
菅田将暉さんは、つり上がった大きな目と濃い眉が目元を強調してイケメンっぽく見えるのですが、顎が小さく、シャープで女性的な輪郭をしているので、全体的にバランスが良くありません。ご自身はイケメンでモテると自負されているようですが、世間でいわれているほどイケメンではないと思います。
森山未來さんは一重で目が細く、鼻の穴は大きくて目立っているし、顎がすごく小さいうえに口元が出ていて、やはりイケメンとは言い難いですね。普通に街中を歩いていそうな顔です。一般人と比べれば、ちょいイケメンくらいかな。とはいえ、さまざまな役をこなす演技派なので、そのイメージで「雰囲気イケメン」なのでしょうね。雰囲気のおかげでイケメン度は5割り増しくらいになっているかも。