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松居一代は「通常運転」「すべて演出」……プロ筆跡鑑定人が指摘、「暴走と冷静」の二面性

2017/07/08 16:00

――そのほかに、彼女の性格を表している特徴はありますか?

牧野 左右の払いが長いのは、役になりきって自分を演出する女優気質であること、大きな文字と小さな文字が混在するのは、起伏の激しい波欄万丈型の人生を求めていること、まるで武士の書くような男性的な続け字は、自分に自信があることを表しています。また、書道のような書き始めのひねりからは、我の強さも読みれます。

 「そこまでしなくても……」と引いてしまうほどの大胆言動は、一般人にとって病的に感じますが。プライドを傷つけられた彼女にとって、自分を裏切った罪は万死に値すると思っているわけですから、通常運転なのでしょう。半端ではない感情の分量と、向く方向が極端から極端に振れるわけですから、まさにかわいさ余って憎さ百倍の感情からくる行動だと思われます。

――愛も憎しみも人一倍持っている上に、でも感情に振り回されるだけの人間ではない。現に開運や掃除や投資では財を成したとの話もあり、物事を達成するための冷静さや行動力を兼ね備えた人なんですね。頼もしい仕事人ですが、こういう人と離婚しようと思ったら、手ごわいでしょうね。

牧野 これらのことを踏まえると、松居さんのこの言動は、ご自分を守ることよりも、ご自分のプライドを傷つけられたことに対する報復の意味が強いのではないでしょうか。彼女の気質から、負け戦をすることは考えられません。不特定多数にどう訴えると効果的であるかも理解されているはずですので、今回の動画での訴えも、賛否両論あることは織り込み済みなのでしょう。松居さんに真の目的があるのか、訴えていることが全てであるのかはまだわかりませんが、目的を達成するまで行動をやめることはないでしょう。今までも「自分の思いは必ず達成する」という強い意志を持って、松居さんは生きてきたからです。
(石徹白未亜)

牧野秀美(まきの・ひでみ)
筆跡鑑定人。筆跡アドバイザー・マスター。筆跡心理学をもとにした鑑定や、個人に向けた筆跡診断も行う。著書に『自分のイヤなところは直る!』(東邦出版)
ほっかいどう筆跡鑑定研究所

最終更新:2017/07/24 14:28
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