『ひよっこ』峯田和伸の笑顔に視聴者大号泣!? ビートルズへの熱い思いの裏に戦争体験
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(金曜日)お届けします!
『ひよっこ』(NHK総合/月~土、午前8時) 茨城県北西部の村に生まれたヒロイン・谷田部みね子(有村架純)が主人公。みね子が集団就職での上京を経て、様々な経験を積みながら自分の殻を破っていく姿を描いた成長物語だ。
【サイ女の朝ドラ通信バックナンバー】
<75話~77話>『ひよっこ』みね子はクズギャンブラー!? 親切心につけこんだ押し売りに視聴者から「不快」の声
<72話~74話>『ひよっこ』みね子が“脱・いい子ちゃん”を果たして視聴者大喜び!「自分を爆発させた」
<69話~71話>『ひよっこ』、元AKB48・島崎遥香が“跳ねっ返り娘”役で登場! ぱるるらしい塩対応で大好評!?
■7月1日(土)/78話~7月7日(金)/83話
みね子の叔父・宗男(峯田和伸)が、ビートルズの来日に合わせて突然あかね荘を訪れた78話。みね子は宗男と共に、父の実(沢村一樹)が最後に目撃された場所に足を運ぶ。79話では、あかね荘やすずふり亭の仲間たちと親交を深める宗男だったが、ある夜みね子は、宗男が寝言で「死にたくない」「助けてくれ」とうなされていることを知る。すずふり亭の料理長である省吾(佐々木蔵之介)は何かを察し、みね子に宗男の年齢を問う。
80話では、ビートルズのコンサートで働く警備員600人分の弁当を安請け合いした和菓子屋店主・柏木(三宅裕司)のために、大量の赤飯作りを手伝うことになったみね子たちの姿が描かれた。その休憩中、省吾は宗男に戦争中のことを問いかける。歴史的大敗を喫した「インパール作戦」に参加していたという宗男は、いつ死ぬかもわからない状況の中、1人の若い英兵と鉢合わせになったと話す。お互い銃を突きつけ向かい合ったのだが、その英兵はなぜかにっこり笑って宗男のことを見逃し、結果自分は生きているのだという。その時、英兵は笑ったのに、自分は笑えなかったことが悔しくて、今、笑って生きていると語る宗男に、視聴者からは「自分の意志で笑顔であろうとする宗男さんの笑顔が大好きです!」「拾った命だから笑って生きようって宗男さんの思いに朝から涙が……」と感動の声が続出した。
赤飯作りが一段落ついた81話。あかね荘に住む大学生・島谷(竹内涼真)は、宗男の英兵とのエピソード、そしてイギリスのロックバンド・ビートルズへの思いを聞いて、親から送られてきたビートルズのチケットを宗男に譲ろうとする。しかし宗男はその話を断り、「俺にくれるくらいなら」と、チケットがなくて泣いている少女に譲るのだった。
82話では、なんと宗男の妻・滋子(南海キャンディーズ・山崎静代)が上京。滋子が手作りしてきたTシャツを着て、宗男と滋子はビートルズのコンサート会場に向かう。チケットがないため会場には入れないが、2人は会場の外から精一杯感謝の気持ちを叫び続けるのだった。視聴者は、滋子に「愛する人のために泣きながら感謝を伝えられる滋子さん、最高にいい女」「宗男さんの念願のこの日をどうしても一緒に迎えたかったんだろうな……すごくいじらしくて可愛らしい」と思わず心打たれたよう。
宗男が茨城に帰る様子が描かれた83話では、なんとすずふり亭の前を実が横切る。少しタイミングがずれれば再会できていたみね子と実の姿に「みね子、後ろ後ろ~~!」「少しの偶然で会えなかった! でも、実さん、生きてる!」と視聴者も大興奮。2人の再会の日が待ち遠しい。