『ワイスピ』レティ役女優が「女性の描き方がひどい」とブチ切れ! ヴィン・ディーゼルが慰めた?
アクションもこなせる人気女優のミシェルが、自身の代表作の一つである『ワイルド・スピード』シリーズから降板するかもしれないと示唆したのは、6月27日のこと。
インスタグラムに、シリーズ最新作『ワイルド・スピード ICE BREAK』の撮影ショット3枚をつなげた画像と共に、「『F8(引用者注:「ワイスピ ICE BREAKのこと)』デジタル配信が今日から始まったね。次回作からさ、このフランチャイズにかかわる女たちへの愛を見せてもらいたいもんだって願っちゃうよね。じゃなきゃさ、アタシ、この愛するフランチャイズにさよならって言うかもね。今まで最高だったよ&何年もアタシに出演する機会を与えてくれたファン&製作スタジオに感謝してる……」というキレ気味なメッセージを投稿。「One Love(またね!)」と締めくくったのだ。
『ワイルド・スピード ICE BREAK』は、全世界で今年4月に公開されたシリーズ最新作。プロデューサーも務める主演男優ヴィン・ディーゼルの活躍と、WWE出身で“ハリウッド・マッチョ俳優”として引っ張りだこの「ロック様」ことドウェイン・ジョンソンが男の中の男を演じる姿、そして前作から引き続き最恐のヴィランとして登場するジェイソン・ステイサムが見所だ。シリーズを重ねるごとに演じるキャラクターの深みが増してくるタイリース・ギブソンにリュダクリス、カート・ラッセルなど、おなじみの面々も顔を揃え、今回も手に汗握る激しいアクションとど迫力のカーチェースを「これでもか!」と繰り広げ、世界的な大ヒットを記録した。
この『ワイルド・スピード ICE BREAK』でミシェルは、ヴィン演じるドミニクの幼なじみで腕っ節のいいストリート・レーサー&整備が得意というレティを演じている。レティは「気が強く、男勝りの最高にカッコいい女」で、ドミニクとはソウルメイト的な相思相愛の設定。男勝りの役所を得意とする彼女にとって、最高の当たり役だと人気を集めているキャラクターだ。
出せば大ヒット間違いなしのシリーズということもあり、本作にはミシェルや天才ITエンジニアのラムジー役を演じるナタリー・エマニュエルのほかに、オスカー女優のシャーリーズ・セロンが重要な役所で出演。超大御所オスカー女優のヘレン・ミレンもちょい役で登場し話題になったが、観客の印象に残るのは今回もやっぱり「男たちが繰り広げるぶっちぎりのアクションバトルやカーレース」だった。ネタばれになるので詳しくは書かないが、女性キャラクターのほうは「えっ!? そりゃないでしょ」と思われても仕方のないような、雑な描かれ方をされていたのだ。
ネット上でも「『ワイルド・スピード ICE BREAK』での女性キャラクターの描かれ方は、あまりにもひどい」と話題に。「強引すぎる」「かわいそう」という声まで上がり、ミシェルはそんなネット上の反応を見て「やっぱりそう思うよね」とうんざりしたのかもしれない。そして、「カッコいいレティを演じさせてもらっているし、ほかにも強い女性キャラクターが登場しているけど、結局は男たちのお飾り」「メインキャラクターはあくまで男。だから女たちの描かれ方が雑になる」と、インスタグラムで怒りを爆発させたのではないかと見られている。